研究課題/領域番号 |
19K00879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大前 智美 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00379108)
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研究分担者 |
渡邉 ゆきこ 沖縄大学, 人文学部, 教授 (60320529)
小渡 悟 沖縄国際大学, 産業情報学部, 准教授 (90369207)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 外国語教育 / ICT活用教育 / VR / 発音教育 / ICT支援外国語学習 / 音声認識 / ICT活用 / コミュニケーション / 自律学習 |
研究開始時の研究の概要 |
外国語のeラーニングは未だ実践的会話能力の育成に成功しているとは言い難い状況にある。本研究では,その問題点をeラーニング教材のインプット偏重とアウトプット教材およびそれによる練習の絶対的な不足によるものだと捉え,学習者が授業中でも課外でも自主的にアウトプットの練習に取り組み,「通じる」発音と実践的なコミュニケーション能力の習得を可能にするマルチデバイス対応の総合的な多言語音声学習システムの開発を行う。また,学習履歴と進捗状況,受講者アンケートの分析結果をもとに,言語ごとの発音やコミュニケーションに関するより効果的な指導法を導き出すことを目標としている。
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研究成果の概要 |
本研究では,eラーニング教材のインプット偏重とアウトプット教材及びそれによる練習の不足により,実践的会話能力の育成が困難であることを鑑み,学習者が授業中でも課外でも自主的にアウトプットの練習に取り組み,「通じる」発音と実践的なコミュニケーション能力の習得を可能とするST Labという発音学習ソフトウェアを開発した。ST Labは日本国内のみならず海外の教育機関からも利用申請があり,現在45を超える教育機関で利用されている。 基礎的な発音学習を経たのち,実践的な会話練習の場としてVR空間を用意し,そこで学習者のプレゼンテーションや学習者同士の会話練習を行い,教育効果を上げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,外国語学習時の発話を引き出すきっかけとして「通じる」発音を目指した発音学習システムST Labの開発を行なった。これまでの発音教育が個々の教員の主観に頼らなければならなかったこと,発音教材を用意することの困難さをST Labにより,学習者自身が独習という形で発音を学ぶことを実現した。 ST Labの発音学習で自信をつけ,VR空間において会話練習を実践的に行う外国語教育環境を構築し,発話教育環境の改善を行なった。
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