研究課題/領域番号 |
19K00882
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
金岡 正夫 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 教授 (00311118)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 英語学習者 / 自己形成 / 動機づけ / スピリチュアリティ / 人格 / 公共哲学 / 叡智 / 大学英語 / PICT / CDST / 人格形成 / 自己成熟と言語成熟 / L2 コンテクスト / 大学英語教育 / PCRV / spirituality / character forming / public philosophy / wisdom / PCRV (PICT) / PICT(英語学習者の自己形成とコンテクスト) / CDST (自己形成に係る複合的領域) |
研究開始時の研究の概要 |
英語学習の動機づけ研究の視点はグローバリズムをふまえ、より広範な社会文化性に向きつつある。それは英語能力のみという狭いレンジをこえ、真正性と正統性をもつ学習文脈に重点を置き始めている。そこから成熟した自己性と言語使用を学習評価としてみようとしている。それがperson(人間性), agency(自己主体化・主導化能力)といったキーワードで示される一方で、その先にあるcharacter forming(人格形成)やspirituality(信念、価値)の構築をどうするのか。それを支えるcontext(文脈)はどうあるべきか。この点まで踏み、新たな大学英語教育メソッドの構築に取り組んでいく。
|
研究成果の概要 |
Ema Ushioda の英語動機づけ理論(CDST) とそれを基盤にした大学英語授業への応用モデルの構築にむけ、この理論の学際的融合(他領域との理論的融合)に着手した。理論構築作業、パイロットスタディを経て授業モデルを構築し、大学授業で導入し、教育効果を検証し、学会発表を行った(JACET国際大会)。4年目はシンポジウムを開催した(JAAL in JACET)。成果報告書も作成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Ema Ushiodaの英語動機づけ理論(PICT, CDST)の研究と応用実践については応用言語学と外国語としての英語教育の世界に限られていた。そこに人格形成、スピリチュアリティといった教育学と心理学、さらには公共哲学(政治学と倫理学と哲学)という別の学域を巻き込むことで、彼女の動機づけ理論をより正統的(学際的)な観点から検証することを試みた。同時その融合モデル(理論構築)を作りあげて大学英語授業に還元していくことは、教育ならびに学術的に意義がある。加えて大学英語を取り巻く流れに新たな視点(例.英語学習スタイルの見直し)を差し込むことができた。
|