研究課題/領域番号 |
19K00900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 中村学園大学 |
研究代表者 |
津田 晶子 中村学園大学, 栄養科学部, 准教授 (30462089)
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研究分担者 |
松隈 美紀 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (40259669)
大和 孝子 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (70271434)
仁後 亮介 中村学園大学短期大学部, 食物栄養学科, 講師 (20565767)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | CLIL / 食育 / 栄養英語 / 多文化共生 / フードダイバーシティー / ニーズ分析 / 留学生 / 教材開発 / 郷土料理 / ESP / 異文化間教育 / プログラム開発 / 外国人留学生 / 異文化間コミュニケーション / ELF / 言語生活支援 / 国際交流 / 多文化間教育 / 栄養士 |
研究開始時の研究の概要 |
日本の大学のグローバル化により、日本人学生と留学生が共に居住する国際寮も増え、大学内の食の国際化に応じて、大学での英語を使用した「食育」のニーズが増えていることが考えられる。 「多文化共生社会の食育」をテーマに、高等教育における英語プログラムだけでなく、多文化間共修、異文化間教育、初年次教育などの授業でも活用できるCLILプログラム・教材を開発する。授業実践したプログラム・教材について、英語教員と専門教員によるReflective Analysisにより効果を検証し、外国語教育、国際交流、留学生教育、食育に携わる教職員を主たる対象としてワークショップやウェブサイトを通じて一般に公開する。
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研究成果の概要 |
本研究では2019年度から3年計画で、外国語教員(英語)と専門教員(調理学、栄養学)が協業し、「食育英語のCLIL」を開発した。2020年度に「福岡県における外国人留学生の食育に関する実態調査」を実施し、県内の高等教育機関35校のうち24校(回収率68.6%)から解答があり、 ①長期間の留学生が多い ②アジア圏内からの受け入れが多い ③外国人留学生への食事の対応や、食育の機会がない学校が多いことが分かった。2021年度に、質問紙調査を踏まえ、九州大学の共創学部で学ぶ日本人学生と外国人留学生を対象に「食と文化」セミナーを「食の多文化共生」をテーマに実施し、事前調査、事後レポートを分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コロナ禍の中、「孤食」に陥りがちな外国人留学生、日本人留学生の食生活に関する調査をした。また、調理学、栄養学、語学の観点から、「食と文化」のオンラインセミナーが実施できた。学校給食の恩恵がなく、一人暮らしの多い大学生にとっては、「食生活」は心と身体の健康を維持する上で非常に重要である。このCLILの食育英語プロジェクトの特色は、「語学教員」と「専門教員(栄養・調理)」が協業していることにある。学生が家庭科や食育で学んできたContentについて、英語の語彙表現、文法を参照しながら、「食と文化」のオンラインセミナーの実施において留学生と日本人学生がディスカッションする場を取り入れることができた。
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