研究課題/領域番号 |
19K00913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
山本 佳代 宮崎大学, 多言語多文化教育研究センター, 准教授 (70438323)
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研究分担者 |
荒木 瑞夫 宮崎大学, 多言語多文化教育研究センター, 准教授 (20324220)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ESP / ニーズ分析 / 獣医学分野 / インタビュー調査 / インタビュー / 専門語彙 / カリキュラム作成 / コーパス / カリキュラム / 教材 |
研究開始時の研究の概要 |
ESPでは、個別分野の言語資料に基づく研究の発展により、諸分野の言語的特殊性が固有の語彙リストの提案という形で発表されてきている。しかし、獣医学分野は、医学や農業分野の一部、あるいは類似分野として扱われ、単独でのESP研究報告は未だほとんどなされていない。国際貿易などのニーズが高まる中、英語力と国際的なコミュニケーション力を備えた獣医学人材の養成は急務となっている。本研究では、現在の国際状況の中での獣医学人材のニーズを把握し、その上で獣医学・獣医師を志す大学生をターゲットとした英語カリキュラムの素案と教材案を提示することを目的とする。
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研究成果の概要 |
獣医学分野の人材の国際的な活躍が望まれる中、獣医学生への英語教育カリキュラム提案のための基礎研究を行った。1) 獣医学科学生を対象とする質問紙・インタビューを用いたニーズ分析を行うともに、2) 獣医学分野の英語で書かれた言語資料の収集と獣医学関係の一般向け科学記事の特徴語の抽出・分析とそれに基づく教材作成の方向性について考察した。1)では6年間の在学期間で学生の英語環境が変わる実態を踏まえた英語カリキュラムの必要性が示唆された。また2)では、基礎レベルの獣医学必要語彙の方向性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的活躍が求められる獣医学分野の人材養成に資するために英語カリキュラムの作成の方向性に関する提言を行った。獣医学科学生への2種の方法によるニーズ調査、及び学部レベルの英語教材で使用される獣医学分野に関連する英語記事の特徴語の分析を行った。これら獣医学生への質問紙・聴き取り調査と獣医学分野に関連する語彙の分析をもとに、英語カリキュラムに必要な要素について提言を行うとともに、大学レベルのEnglish for Specific Purposes (ESP)の特殊性(specificity)のあり方について考察を行った。
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