研究課題/領域番号 |
19K00924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | ヤマザキ動物看護大学 |
研究代表者 |
大橋 由紀子 ヤマザキ動物看護大学, 動物看護学部, 准教授 (40589793)
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研究分担者 |
投野 由紀夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10211393)
片桐 徳昭 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60734829)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | corpus / applied linguistics / language education / 授業コーパス / 談話分析 / 語彙 / コーパス / CEFR-J / 小学校英語教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は小学校英語授業をコーパス化し、CEFR-Jが提示する到達度を満たす内容であるかを測定する。CEFR-Jとの準拠度合いに基づき改善点を表面化し、CEFR-JでのPre-A1からA2レベルの能力到達を満たす指導法の提示を目指す。授業コーパスを基盤とし、CEFR-Jでの基準に準拠した授業案を組み立てる際に、授業タスク等の活動に関する提案、および教師の使用する英語と日本語のインプットの質・量においても詳細な提案が可能になる。
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研究成果の概要 |
初年度ではClassroom Corpus Taggerを構築し、公開した。次年度はCEFR-J wordlistに準じた自動語彙分析ツール、Vocabulary Analyzer Based on CEFR-J Wordlist for Self-Reflectionを開発、一般公開した。CCTにより構築されたコーパスは、VACSRにより自動的にCEFR-Jに準じた語彙レベル分析を可能にした。授業コーパスを構築することにより、授業内のどのような活動がcan-doと関連があり、学習効果に繋がるのかを発見しやすくなるため、語彙レベルでのreflectionを可能にする手段が提供された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コーパスからみられる傾向を実際の授業と照合した研究には、大規模な授業コーパス構築を要することから、コーパス構築における課題である「タグ付与」の簡略化は必須である。本研究ではタグ付与自動化の一歩としてClassroom Corpus Tagger (CCT)を公開した。これにより、発話者タグと言語タグの自動付与が可能となり、コーパス構築の大幅な簡略化が実現した。更にCEFR-J wordlistに準拠した語彙レベル判定が自動化されるツール、VACSRを続けて開発、公開した。これらのツールにより、授業コーパス構築を要する研究に貢献できたと考える。
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