研究課題/領域番号 |
19K00984
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
真辺 将之 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (80546721)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 早稲田大学 / 大隈重信 / 市島謙吉 / 市島春城 / 立憲改進党 / 進歩党 / 憲政党 / 憲政本党 / 新潟 / 東京専門学校 / 早稲田大学史 / 自由民権 / 大隈内閣 / 大学史 / 学校史 / 大日本文明協会 / 国書刊行会 |
研究開始時の研究の概要 |
明治期に活躍した文筆家・政治家である市島春城が遺した膨大な数にわたる史料の目録を整備し、彼が残した資料のうち、特に重要と思われる雑記類の翻刻と記事インデックスの作成を行いながら、その史料の内容検討を行い、市島や大隈重信がかかわった諸団体の活動とその近代日本の政治史・文化史上における意義を探る。特に、政治活動と文化的活動とがどのように結びついていたのかの検討を通じて、この両者の結びつきの結節点となった市島、さらには市島が支えた大隈重信や大隈系政党の活動を、文化と政治との複合的視野のなかで位置付けることとしたい。
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研究成果の概要 |
最大の成果は早稲田大学図書館所蔵の市島春城文書の総目録の作成を目指し、合計3900点近くにのぼる市島旧蔵資料の目録化を進めることができたことである。目録を社会に発信するべく今後準備を進めていきたいと考える。わたる新潟県立図書館旧蔵資料の移管状況ならびに現所蔵状況を確認することができた。さらに文書の内容についても解読を進め、インデックスを作成する作業を行った。その結果、早稲田大学史および大隈重信に関連する内容を多く把握することができ、その成果の一部は研究代表者が執筆・編纂に参加した『早稲田大学百五十年史』第一巻にも活かすことができた。今後はさらなる同文書の活用、翻刻に向けて努力を重ねていきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、市島春城文書の目録が整備されることで、全容の不明であった同文書の全体像が明らかになった。今後細部のチェックを経たうえでその目録を社会に提供することができれば、多くの研究者にとって有用なツールを提示することにつながり、さらなる学術研究の呼び水となることは間違いない。また同文書は政治・教育・文化など、さまざまな分野にまたがるものであり、その学術的成果が社会の諸分野の来歴を考えるうえにおいても、活用されることは間違いなく、その意味で社会的な意義を有していると考えている。
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