研究課題/領域番号 |
19K01031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
戸川 貴行 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (60552255)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 儀礼音楽 / 周礼 / 伝統文化 / 正統性 / 国家儀礼 / 東アジア / 音楽史 |
研究開始時の研究の概要 |
従来の古代東アジアにおける音楽史研究は、主に芸術性や個別の楽曲・楽器等に焦点をあてたものであり、国家儀礼との緊密な関連に注目し、王朝の正統性にまで踏み込んで追究したものは非常に少なかった。本研究は、こうした音楽史研究の動向を根本的に転換するべく、中国・朝鮮半島・日本の君主が、自らの正統性を主張するために儀礼音楽を整備したという国家論の視点を用い、儀礼音楽の比較という見地から東アジアの有機的結合を新たに発見し、その歴史的背景をも解明するものである。
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研究成果の概要 |
本研究は、東アジアの君主がみずからの正統性を主張するために、儀礼音楽を整備したという国家論の視点をもちいて、儀礼音楽の比較という見地から、その歴史的背景を検討したものである。その結果、東アジアのなかでも、とくに中国古代の儀礼音楽においては、儒教の経典である『周礼』が大きな役割を果たしていたことを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は下記の通り。(1)これまで主に芸術性や個別の楽器・楽曲等に焦点があてられてきた音楽史研究を、国家論の視点から新たに再構築した。(2)そうして再構築した中国における儀礼音楽について儒教の経典である『周礼』に注目し、その歴史的背景を解明した。
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