研究課題/領域番号 |
19K01037
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
杉本 浄 東海大学, 文化社会学部, 准教授 (70536763)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 鉱山史 / インド植民地 / イギリス帝国 / 鉱山技師 / 鉱山技術 / インド地質局 / 藩王国 / 横断的鉱山史研究 / 鉱山技師データベース / 英領インド / 英領ビルマ / 英領マラヤ / イギリス帝国史 / コーラール・ゴールド・フィールド / グルマヒサニ鉄鉱石鉱山 / 横断的研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は大英帝国の支配領域である英領インドと周辺地域における各鉱山開発に注目し、鉱山に関わる「情報」、「技術」、「技師」を分析することで、既存の研究において十分に検討されてこなかった各鉱山の相互の繋がりとそこから見える鉱山開発史の全体像を明らかにすることを目的とする。そのため、期間中にインドとイギリスで鉱山関連の各専門雑誌、各地の英字新聞、博覧会や見本市のパンフレットを分析し、関連事項をデータベース化する。さらに、植民地史および大英帝国史にいかに鉱山史を位置づけ直せるのかについても模索したい。以上の研究成果は国内外で発表・投稿するだけでなく、展示等でも公にしていく。
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研究成果の概要 |
本研究は、19世紀後半から20世紀初頭までの英領インドと諸藩王国、英領ビルマおよび英領マラヤにおける各種鉱山開発史の相互の関連性に焦点を当てるものである。鉱山に関する当時の①「情報」、②「技術」、③「技師」に関するデータを、関連する書籍、雑誌、新聞記事、各種図書館・文書館の史料、公開されている技術者データベースから収集し、約8000件のデータをデータベース化した。それにより、当該地域の広域で横断的な鉱山開発史を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は植民地時代のインドを対象とするものであるが、現在、地球環境問題で見直しを迫られている膨大な地下資源の使用が、どの様な条件の中で進んできたのかを、資源情報や鉱山技術、さらに技師のネットワーク化に目を向けることで明らかにするものである。ネットワーク化によってより強固に結びついた開発の志向性の内実を具体的に問うことは、資源開発の見直しに寄与できるものであると考える。
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