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旧イギリス帝国植民地におけるアイデンティティの変遷と国旗・国歌論争

研究課題

研究課題/領域番号 19K01072
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
研究機関筑波大学

研究代表者

津田 博司  筑波大学, 人文社会系, 助教 (30599387)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードカナダ / オーストラリア / ニュージーランド / 国旗 / 国歌
研究開始時の研究の概要

近年のイギリス帝国史研究においては、グローバルおよびトランスナショナルな方向性を志向する歴史学一般の動向を受けて、従来の帝国およびコモンウェルスを「ブリティッシュ・ワールド」として読み替えるかたちで、とりわけ海外植民地におけるアイデンティティのありように関心が集まっている。本研究は、しばしばナショナリズムの象徴として位置づけられる国旗・国歌をめぐる論争に着目することによって、植民地時代から「ブリティッシュ・ワールド」の中核として重要な役割を担ってきたカナダ、オーストラリア、ニュージーランドにおける脱植民地化の様相とアイデンティティの変遷を明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

本研究課題は、1960年代以降のカナダ、オーストラリア、ニュージーランドにおける国旗・国歌をめぐる論争を分析することによって、脱植民地化以降の旧イギリス帝国植民地におけるナショナル・アイデンティティの変遷を検証した。複数の国家を横断して文献史料とフィールドワークを行うことで得られた知見を通じて、脱植民地化に伴うナショナリズムの転換と新たな国民国家のシンボルの模索について、一国史観をこえた視点から共通性と差異を明らかにすることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題は、独立した主権国家でありながらイギリス国王を国家元首とする体制が継続しているカナダ、オーストラリア、ニュージーランドを対象として、旧イギリス帝国植民地における脱植民地化とナショナリズムの複雑な様相について、整合的な理解を目指した。各国における国旗・国歌をめぐる論争はシンボルの次元だけでなく、共和制への移行や自国史に対する評価と結びつきながら展開しており、学術的な歴史研究と現代政治の両面において注目すべき重要性を有している。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 旧イギリス帝国植民地における共和制論争-オーストラリアの事例を中心に2021

    • 著者名/発表者名
      津田博司
    • 学会等名
      日本西洋史学会、2021年5月16日、武蔵大学(東京都、オンライン開催)
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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