研究課題
EU離脱をめぐる国民投票で争点となった「移民問題」、長期的(歴史的)観点に基づく移民研究の必要性を学術的背景とする本研究の基底にある問いであり、研究の最終目的は、近現代イギリスの移民問題の歴史的背景としての18世紀の移民問題とその影響の解明である。そのために、本研究は以下の2点を目的としている。①18世紀イギリスにおける帰化制度の運用実態解明とその歴史的意義づけ、②帰化制度を通じて照射される当該社会における他者受容(排除)の論理の解明である。