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バルカン戦争時におけるボスニアへの難民の流入とハプスブルク帝国の対応

研究課題

研究課題/領域番号 19K01089
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
研究機関中京大学

研究代表者

米岡 大輔  中京大学, 国際学部, 准教授 (90736901)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードバルカン戦争 / ハプスブルク帝国 / ボスニア / 難民 / ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
研究開始時の研究の概要

本研究は、バルカン戦争時(1912年-1913年)に生じたムスリム難民のうち、ハプスブルク帝国領のボスニアに流入した、トルコ系とアルバニア系のオスマン帝国臣民に焦点をあて、1)難民の流入をめぐるハプスブルク帝国の対応、2)難民に対するボスニア諸民族の反応、を明らかにする。さらに1)については、①ボスニア流入後の難民の処遇、②戦争終結前後の難民への措置、とテーマを分けて研究を行う。

研究成果の概要

本研究は、20世紀のヨーロッパにおける難民問題の歴史を掘り下げるにあたり、バルカン戦争時(1912年-1913年)に生じたムスリム難民の諸動向に注目した。とくに、1908年10月にハプスブルク帝国によって併合され、帝国領のうち戦争の最前線となったボスニア・ヘルツェゴビナ(以下、ボスニア)に流入してきた、トルコ系とアルバニア系のオスマン帝国臣民に焦点を当てて、難民の流入をめぐるハプスブルク帝国の対応や、難民に対するボスニア諸民族の反応、を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、国民国家体制を中心とする歴史観が批判的に見直されつつある現状を踏まえて、ヨーロッパ近代史の中で埋没してきた難民の動きに着目し、ハプスブルク帝国の諸政策とボスニアの多様な住民集団との関係においてそれを捉え直した点にある。そしてその研究成果として、21世紀のヨーロッパを取り巻く国際情勢を視野に入れつつ、口頭報告や論文の執筆を通じて、難民問題も含めたバルカン半島の歴史的諸相を広く知らしめようとした点が社会的意義と考えられる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2020

すべて 図書 (4件)

  • [図書] 「ボスニア・ムスリムのその後」川成洋編『ハプスブルク事典』2022

    • 著者名/発表者名
      米岡大輔
    • 出版者
      丸善出版
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 「バルカンにおけるイスラム受容」林佳世子編『岩波講座 世界歴史 第13巻』2022

    • 著者名/発表者名
      米岡大輔
    • 出版者
      岩波書店
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 「聖戦からユーゴスラヴィアへ-大戦とボスニア・ヘルツェゴヴィナのムスリム-」大津留厚編『民族自決という幻影』2020

    • 著者名/発表者名
      米岡大輔
    • 総ページ数
      344
    • 出版者
      昭和堂
    • ISBN
      9784812220016
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 「聖戦からユーゴスラヴィアへ-大戦とボスニア・ヘルツェゴビナのムスリム-」大津留厚編『民族自決という幻影』に収録。2020

    • 著者名/発表者名
      米岡大輔
    • 出版者
      昭和堂
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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