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都市近郊地域歴史像の再構築-京都・白川道の研究を基盤として-

研究課題

研究課題/領域番号 19K01094
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03050:考古学関連
研究機関京都大学

研究代表者

千葉 豊  京都大学, 文学研究科, 准教授 (00197625)

研究分担者 伊藤 淳史  京都大学, 文学研究科, 助教 (70252400)
冨井 眞  京都大学, 文学研究科, 助教 (00293845)
笹川 尚紀  京都大学, 文学研究科, 助教 (00456807)
内記 理  京都大学, 文学研究科, 助教 (90726233)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード考古学 / 都市近郊地域 / 京都 / 白川道 / 道路遺構 / 尾張藩邸 / 歴史像 / 街道 / 尾張藩吉田邸 / 古道 / 地域史 / データベース / 土地利用
研究開始時の研究の概要

街道と人びとの関わりという視点から、京都と近江を結ぶ主要街道の一つであった白川道とその周辺地域に光をあてる。京都の発展を支えてきた白川道は幕末以降、尾張藩吉田邸ならびに京都大学吉田キャンパスの設置によって一部が寸断されたが、発掘調査によって、白川道の道路遺構が良好に残っていることが判明している。周辺地域の発掘データも総合的に分析して、古代から近世まで長期にわたって王都であった京都の近郊地域が、白川道という街道とともにどのような変転をとげたのか、その歴史像を詳細に復原し、現存する白川道の未来を展望する。

研究成果の概要

京と近江を結ぶ主要街道の一つであった白川道は幕末以降、尾張藩邸の設置ならびに近代の学校建設によって、京都大学吉田キャンパスの箇所が寸断されてしまった。本研究では、この寸断された範囲における発掘調査の成果を分析・検討することによって、白川道の道路としての構造を明らかにし、白川道周辺の土地利用の変遷を復原した。また、江戸時代の絵図や近代に制作された測量図と発掘調査の成果を比較し、白川道およびその周辺がどのような変転を遂げて現在に至ったのかを総合的に検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

考古学で道路遺構を発掘することは多いが、道路そのものの構造や年代の追究にとどまり、道路周辺の土地利用までを総合的に分析した事例は少ない。本研究では、平安時代から現在まで継続している道路(白川道)を取り上げて、道路そのものの年代的構造的変遷ばかりでなく、道周辺の土地利用がどのように変遷していったかを発掘調査の成果とともに、江戸時代の絵図類や近代の測量図で分析して、人間と道との関わり方を通時的かつ具体的に追究することができた。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2022 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] 玄奘がみたタキシラの都城と仏塔2022

    • 著者名/発表者名
      内記理
    • 雑誌名

      オリエント

      巻: 64-2 ページ: 217-232

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 第三髙等中学校移転時に作成された測量図と派生する諸問題2021

    • 著者名/発表者名
      千葉豊
    • 雑誌名

      京都大学構内遺跡調査研究年報

      巻: 2019年度 ページ: 195-215

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 道路遺構の考古学的検討に向けて2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤淳史
    • 雑誌名

      京都大学構内遺跡調査研究年報

      巻: 2018年度 ページ: 127-137

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 『大唐西域記』記載のタクシャシラの仏塔についての再検討2021

    • 著者名/発表者名
      内記理
    • 学会等名
      オリエント学会第63回年次大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 都市近郊地域歴史像の再構築に向けて-京の古道・白川道の研究を基盤として-2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤淳・千葉豊・冨井眞・笹川尚紀・内記理
    • 学会等名
      考古学研究会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 都市近郊地域歴史像の再構築に向けて2020

    • 著者名/発表者名
      千葉豊 伊藤淳史 冨井眞 笹川尚紀 内記理
    • 学会等名
      考古学研究会第66回研究集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 都市近郊地域歴史像の再構築-京都・白川道の研究を基盤として-2022

    • 著者名/発表者名
      千葉豊・伊藤淳史・冨井眞・内記理
    • 総ページ数
      129
    • 出版者
      京都大学文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [備考] 京都大学文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター京大文化遺産調査活用部門

    • URL

      https://www.ceschi.bun.kyoto-u.ac.jp/arcKU/index-arc.html

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [備考] 京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター京大文化遺産調査活用部門

    • URL

      https://www.ceschi.bun.kyoto-u.ac.jp/arcKU/index-arc.html

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] 京都大学アカデミックデイ2019 大学の地下から考える地域の歴史

    • URL

      http://research.kyoto-u.ac.jp/academic-day/2019/6/

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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