研究課題/領域番号 |
19K01131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03060:文化財科学関連
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研究機関 | 松江工業高等専門学校 |
研究代表者 |
久間 英樹 松江工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (40259924)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 遺跡調査 / 鉱山遺跡 / 3次元レーザスキャナ / 鉱山絵図 / 3次元レーザ測定 / 不整地対応ロボット / 不整地対応型ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
これまで、人が立ち入ることができない鉱山坑道内の定量データを測定できる遠隔操作型ロボットを開発し、全国の鉱山坑道内を調査してきた。この結果坑道内の断面形状および採掘傾斜と採掘年代にある程度相互関係があることが分かった。しかし近世に描かれた鉱山絵図には鉱脈近くの斜面にいくつもの坑道が散在している。そのため坑口付近を広範囲に測定し坑道の相互関係を求めることが近世の採掘方法を解明するうえで重要であると考えている。本研究では、空間を非接触で測定可能な3次元レーザスキャナを用いて、坑道内や坑道が散在する斜面形状を測定し、得られた結果と鉱山絵図を比較することによって鉱山坑道開発の歴史的変遷の解明を行う。
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研究成果の概要 |
これまで、鉱山遺跡の文化的価値を高めるため、人が立ち入ることができない鉱山坑道内の定量データを測定できる遠隔操作型ロボットを開発し、全国各地の鉱山坑道内を調査してきた。この結果、坑道内の断面形状および採掘傾斜と採掘年代にある程度相互関係があることが分かった。本研究ではこの考えに基づいて、空間を3次元点群データとして測定可能な3次元レーザスキャナを用いて、坑道内や坑道が散在する斜面形状を測定し、採掘時の状況を再現する新たな手法を提案した。これにより開発時の鉱山遺跡を再現し、近世に描かれた鉱山絵図と比較することによって鉱山坑道開発の歴史的変遷の解明を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本各地には、古代から近代にいたる鉱山遺跡が多数存在している。しかしながら近世以外の鉱山開発と操業の実態は十分に明らかにされていない。鉱山開発は我が国の政治経済、軍事など社会活動に重要な役割を果たしてきた産業であったが文献史学、鉱山史学の研究に比べて坑道内形状や坑道周辺の定量データからのアプローチがかなり遅れている。このため未解明な点が多く残されており鉱山遺跡全体の把握は進んでいない。日本列島上に展開された金銀銅山を中心とする鉱山遺跡の所在、規模、開発年代等の実態を明らかし、鉱山開発初期の技術を詳細に解明し紐解くことが、初歩的ではあるがなによりも学術的に重要である。
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