研究課題/領域番号 |
19K01140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
須山 知香 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (40464044)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 植物標本庫 / 生物標本の活用 / 標本情報データベース / 岐阜県植物誌 / 体験的学習 / 教材開発 / 次世代育成 / 理科教育 / 標本の有効活用 / 地域自然史資料の整備 / 植物標本の活用 / 実物による体験的学習 / 次世代研究者の育成 |
研究開始時の研究の概要 |
岐阜県に市民・大学・博物館が協働して調べ、集められた約20万点の植物標本があり2018年度にはその成果として『岐阜県植物誌』が刊行されます。 本研究では、長年かけて蓄積された地域の自然史資料である植物標本を、研究者のみならず多くの人々が利用できるような情報データベースに整備します。さらには、学校教育における「実物を使用した体験的な学習」のための教材開発や、自然についての展示会・学習会などへ植物標本を活用することで、人々の地域の自然への興味関心を高め、次世代の自然愛好家や研究者の育成を推進します。
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研究成果の概要 |
岐阜大学教育学部植物標本庫および岐阜県博物館には、2019に刊行された『岐阜県植物誌』の証拠標本約20万点が蓄積されている。 本研究では、地域の自然史資料として重要な植物標本の情報データベース整備を推進した。また、学校教育の場で実物を使う体験的な授業や実習の教材を開発するとともに、博物館での展示会や学習会などの教育活動の資料として植物標本を活用することで、人々の自然への興味関心を高め、次世代のナチュラリストや研究者を育むことに貢献した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理科の学習では自然に直接関わることが重要である。本研究は、地域の自然の「実物による情報豊富なデータベース」である生物標本を、学校教員と協働して優れた学習教材へ活用した点において学術的意義が高い。また、生物標本を中心とした展示会や学習プログラムを実施することにより、持続可能社会を形成するために必須である人々の自然への興味関心を高め、次世代のナチュラリストや研究者の育成に大きく貢献した。
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