研究課題/領域番号 |
19K01145
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 沖縄国際大学 |
研究代表者 |
根路銘 もえ子 沖縄国際大学, 経済学部, 准教授 (60369197)
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研究分担者 |
赤嶺 有平 琉球大学, 工学部, 准教授 (00433095)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 三次元再構成 / 写真測量 / 拡張現実 / 展示手法 / ディジタルアーカイブ / コンテンツ作成支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,史跡等の屋外歴史的建造物の立体的な構造と周辺地形を含む地理的環境と時間情報,さらには史跡間の地理的位置関係を立体的に可視化し,かつ史跡内に点在する文化財を3次元地理情報と結びつけて共有(公開)するシステム,及びコンテンツ制作支援ツールを開発する.提案システムは,可能な限り多くの歴史的建造物の空間的な構造や互いの位置関係と時代を統合的に可視化することを目指している.歴史的建造物,特に城跡はその立地に大きな意味があり,城周辺の地理的特徴だけでなく,他の城跡との位置関係や間を結ぶ歴史道など単独の史跡の情報のみでは気づかない様々な情報が時空間的に統合した可視化により見えてくる可能性がある.
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研究成果の概要 |
本研究は,沖縄県の史跡を対象として,史跡の3次元表示および史跡間の地理的関係を可視化するWebアプリケーションの開発を目的としている.史跡の3次元モデル生成は写真測量に基づき行った.さらに可視化ツールとして,一般的なWebブラウザ上で動作するアプリを開発した.本システムはオープンソースソフトウェアをベースに構築しているため,ローコストな運用が可能である. 研究成果として,3次元モデル化した城跡を周辺地形と結合して立体的に描画し,さらに資料に基づいた古道も統合的に示すことができた.各史跡・古道間の空間的位置関係を明示することによって,築城や道路整備の歴史的背景への理解支援の役割を果たせると考える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沖縄県に存在するグスクは、各々が独立して構築・存在したわけではなく,立地場所の周辺環境,歴史的背景,位置関係等深い関係があるとされている.それらを明確に提示することができれば,文化的な価値向上だけでなく,観光資源としての価値の向上も見込めると考えられる.
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