研究課題/領域番号 |
19K01170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
川田 力 岡山大学, 教育学域, 教授 (30263643)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | オーストリア / 都市 / マネジメント / 地理学 / 持続可能 |
研究開始時の研究の概要 |
都市はその置かれた地理的特性が異なることから、都市間競争下において、各都市が持続可能性を担保し向上させていくためには、地理的特性をふまえた都市マネジメント戦略が不可欠となる。 本研究は、国際的都市間競争下に置かれているものの、都市規模に関わらず多くの都市が都市機能を維持・成長しているオーストリアにおける都市マネジメント戦略を分析することで、都市の持続可能性に関わる地理的要因を解明しようとするものである。
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研究成果の概要 |
本研究で事例調査対象としたオーストリアの都市では、いずれの都市でも都市の持続可能性を高めることが都市間競争でも有効であるとの認識にもとづいて都市マネジメント戦略が立案されていた。また、いずれの都市でも環境・経済・社会の持続可能性を高めるための計画が策定・実施されている。しかしながら、都市の持続可能性への対応における強調点や、都市マネジメント戦略における競争力強化に関する強調の程度は異なる。こうした都市マネジメントの差異は、各都市の位置や地形的条件、中心産業の差異などの地理的要因が影響している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで日本において研究蓄積が十分になされていないオーストリアの都市マネジメントの現状を、都市の持続可能性に関わる対応を中心に検討し、都市の持続可能性に関わる地理的要因を解明したことによる学術的貢献が大きい。 本研究は、今後の日本の都市整備事業に必要な、地方分権の内容、都市マネジメント、住民の地域への帰属意識のありかたなどを検討する際に重要な視点を提案する基礎的研究として大きな意義を有する。
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