研究課題/領域番号 |
19K01186
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
淺野 敏久 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (00284125)
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研究分担者 |
菊地 直樹 金沢大学, 先端観光科学研究所, 准教授 (60326296)
清水 則雄 広島大学, 総合博物館, 准教授 (70437614)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エコミュージアム / 都市農村交流 / 環境管理 / エコツーリズム / 東広島市 / 地域環境管理 / 賀茂台地 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,エコミュージアムの考え方や手法を用いて,地域の自然・文化環境の保全を,域内の人的交流により進める「具体的な仕組み」を考案することである。事例として「賀茂台地エコミュージアム」を提唱する広島県東広島市を取り上げる。まず,エコミュージアムの視点から,地域資源の把握,地域の担い手組織の洗い出し,活動への協力意向を調べる。次に,都市住民と周辺住民の参加するワークショップを実施し,手法や内容に関する評価を参加者から収集する。それらをもとに,継続的に実施できる事業を考案し,エコミュージアム地域内のサイト間の連携と都市住民を周辺地域に継続的に呼び込む仕組みを考案する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,エコミュージアムを用いて,地域の自然・文化環境の保全を,域内の人的交流により進める仕組みを考案することである。広島県東広島市を研究対象地域とした。地域資源の把握,地域の担い手組織の現状と課題,活動への協力意向を調べ,モデルツアー案を策定した。次に,ワークショップやモニターツアーを実施し,手法の評価・内容の評価・参加者の評価などの情報を収集した。 成果として,東広島エコミュージアムにおけるモデルツアー案を複数提案することができ,特にオオサンショウウオ観察と絡めた農村観光プログラムほかを実際に行えるようにした。ただし,これらは試行錯誤をしながら改良を重ねることが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,エコミュージアム研究における,実際の現場を使った実践的な調査であったことに特徴がある。エコミュージアム活動を具体的にどう進めるかについての研究は,日本国内ではあまり行われてこなかったので,実践経験からの知見や参加者評価などの情報を得て記録を残したことに意味がある。また,社会的には,具体的なエコミュージアム・ツアーが,試行錯誤段階とはいえ,毎年実施される流れを作ったことは,地域振興的な意味で意義があり,さらに博物館が行う「学びツアー」として,自然保護意識の啓発や市民の保護活動参加者を増やすことに繋がりつつある点も社会的意義をもつと考えられる。
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