研究課題/領域番号 |
19K01209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
大橋 健一 立教大学, 観光学部, 教授 (70269281)
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研究分担者 |
和崎 春日 中部大学, 国際関係学部, 客員教授 (40230940)
長坂 康代 敬和学園大学, 人文学部, 准教授 (00639099)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 都市人類学 / 都市 / 移動 / 場所 / グローバル化 / 越境 / ベトナム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、グローバル化の進む現代社会における移動の加速化・常態化とそれに伴う越境的な生活圏の急速かつ多方向的な拡大がもたらす諸問題への民衆的対応が生み出す文化創造の実態を、移動/定着、グローバル/ローカルが錯綜する都市をフィールドに調査・分析し、地球規模の移動時代を生きる人類にとっての移動と場所の相互連関に関する動態社会モデルを理論化することを目的とする。 特に本研究は、コロニアリズム、ソーシャリズム、グローバリズムに着目し、これら諸力の重層化によって現代世界の移動の結節となっているベトナムを対象とし、その移動の実態をアフリカ・ロシア・アジアとの間の3つの移動軸から調査・分析する。
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研究成果の概要 |
本研究は、グローバル化する現代社会における移動の常態化と越境的生活圏の多方向的拡大がもたらす諸問題に対し民衆が生み出す文化創造の実態を、移動/定着、グローバル/ローカルが錯綜する「場所」=都市で研究し、地球規模の移動時代を生きる人類にとっての移動性と場所性の相互連関に関する動態社会モデルとして析出するため、現代世界の移動のホットスポットであるベトナムを研究の戦略的結節に設定し、その移動のメカニズムを日本・アジア・アフリカ・旧ソ連を軸に多方向的に調査・分析した。研究からは、多方向性をもつ移動の重層化によって現代都市社会が複合的・動態的に構築される「場所」として成立していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、総論的、一元的な議論の傾向のあるグローバル化について、移動のメカニズム、移動者の生み出す共同態、「場所」構築の各様態の多元性を複合的な分析を通して都市人類学の現代的再構築への寄与を試みた点に重要な学術的独自性と意義をもつ。現代社会の多方向的・多元的移動の動態を複数の移動軸から実証的に研究することで固定的な地域研究枠組を相対化し、移動性とその結節としての都市=場所性の相互連関を関係系として把握したことは、従来のグローバル化論に支配的な単純な南/北軸、中心/周辺軸を超えたグローバル化の動態解明や多元的現代都市社会の構成主体としての移動者の人間的理解への寄与として重要な社会的意義をもつ。
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