研究課題/領域番号 |
19K01230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 聖徳大学 |
研究代表者 |
石本 敏也 聖徳大学, 文学部, 准教授 (00406745)
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研究分担者 |
松田 睦彦 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (40554415)
卯田 宗平 国立民族学博物館, 人類文明誌研究部, 准教授 (40605838)
磯本 宏紀 徳島県立博物館, その他部局等, 専門学芸員 (50372230)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 継承 / 生業 / 機械化 / 民俗 / コスト / 経験知 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、生業従事者が生業遂行にあたりどのようなコストとモチベーションをもつのか、その調整過程の解明を元に、限界性を見極めた持続可能な生業遂行モデルを考察するものである。具体的には多様化する第一次産業を「ポスト専業化時代」として捉え、顕在化する生業の知のマネジメント(「経験知」)を把握する。 本研究のコストとモチベーションを軸とした生業実践モデルの提示は、生業の機械化等眼前の現象を直視できなかった従来の生業研究に有効な新視角を提示し、その成果は行政による農山漁村にむけた種々の取り組みにも具体的な提言を可能にするものである。
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研究成果の概要 |
本研究は、生業従事者が生業遂行にあたりどのようなコストを抱えつつ手元の生業知識の活用をモチベーションとして生業遂行を進めていくのか、その調整過程の解明を考察するものである。 研究成果としては、現代の第一次産業をポスト専業化時代として位置付け、生産にかかる総合的なコストを把握した上で、眼前に展開される多様な機械化受容のあり方に生業者におけるモチベーションが介在し得ることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代日本において農山漁業を主とする第一次産業従事者は激減している。こうした状況下において本研究は実態把握を前提に、生業実践においてどのようなコストを抱え、どのような生業知識を積み重ねモチベーションを介し為しえるのかを考えたものである。 本研究が把握し得た農山漁業の多様な側面からフィールドワークに基づいた実態と、特に機械化受容の多様なあり方を踏えた変遷過程の提示は、今後より進展が進む生業の機械化を考える上で意義ある成果になり得ると考える。
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