研究課題/領域番号 |
19K01274
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分05020:公法学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐々木 弘通 東北大学, 法学研究科, 教授 (70257161)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アメリカ憲法史 / 公定教会制 / 政教分離原則 / 宗教的自由 / マサチューセッツ憲法 / 憲法訴訟 / 立憲主義 / 憲法改正 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、アメリカ型の政教分離体制が、今日の現代的展開に先立ちそもそも近代的に成立したときに、どんな内容を持ち、そこにどんな固有の特徴があるのかを探究することである。近代的成立時のアメリカ型政教分離体制を全体的に把握するには、連邦憲法のみならず各州憲法を検討対象とすることが不可欠である。その重要な第1歩として本研究は、北部の最有力州マサチューセッツが、独立宣言後に制定した1780年憲法で従来の公定教会制を基本的に維持する規定を設けてから、1833年憲法修正でそれを廃止して政教分離体制を実現するまでの経過を、歴史的に研究する。
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研究成果の概要 |
19世紀初めの成立時点のアメリカ型政教分離体制を全体的に把握するためには、連邦憲法のみならず各州憲法を検討対象とすることが不可欠である。そこで本研究は、北部の最有力州マサチューセッツが、独立宣言後に制定した1780年憲法で従来の公定教会制を基本的に維持する規定を設けてから、1833年憲法修正でそれを廃止して政教分離体制を実現するまでの経過を、歴史的に研究する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代と現代の対比という日本の憲法学固有の問題意識から、歴史的実証的にアメリカ近代の政教分離のありようを研究するのは、本研究独自のアプローチである。そして連邦レベルでなく州レベルに着目し、マサチューセッツにおいてアメリカ独立後から19世紀前半の時期にどのようにして政教分離体制が成立したかを歴史的に検討し叙述する研究は、日本のこれまでの比較憲法学・アメリカ史学になかったものである。
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