研究課題/領域番号 |
19K01447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 新潟県立大学 |
研究代表者 |
田口 一博 新潟県立大学, 国際地域学部, 准教授 (20376411)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 政策過程 / 政務活動 / 議長会 / インタビュー / オーラルヒストリー / 地方議会 / 都道府県域議長会 / 議員のなり手 / 公文書 / オーラル・ヒストリー / 議会先例 / 会議規則 / 町村議会議長会 / 議長会プロパー職員 / 自治会館 / 議員個人データ / 議員名鑑 / データセット / 町村議会 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで簡単な統計資料でしか知られてこなかった町村議会議長会の活動を時系列や都道府県間での比較が可能な資料集を作ることで明らかにすることが目的の研究です。 議会や議員が何をしているのか、成果がわからないという声を聞きます。議員は会議以外に活動の中心がありますが、報道されることが稀で、個々の議員も詳細な記録は作れません。しかし議長の活動に限りますが、議長会は全国ほぼ同じ方法で記録が作られ、保存されています。それらを見ることから議会の活動や成果を知ることができます。 また、議長会は任意団体なので資料は公文書として扱われず、法令に基づく保存や公開の対象にもなっていません。その保存も研究の目的です。
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研究成果の概要 |
都道府県域で設立されている町村議会の連合体「議長会」が所蔵する未公開資料群の調査を行い、記録が非常に残りづらい議長会長の政務活動や議長会としての多議長会間の連携や全国議長会、地方六団体全体への波及過程等について、明らかにした。 研究期間中の新型コロナウイルス感染症の蔓延により、当初予定していた多数の未公開・原資料の収集はできなかったが、今後、どのような資料を収集し、また、残すべきかは概ね把握できた。また、資料収集に代えて現在問題となっている「議員のなり手」問題に関する当事者へのビデオインタビューを行い、議長会長の政務活動や議長会間の連携などを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
政策がなぜ、どのように決まったのかを検証する資料を得ることは難しい。事件・事故等の問題に基づき世論が形成されるとしても、問題がどのように解決されるべきかは具体的な行動を起こし、それを政策づくりへと昇華させるアクターの存在が必要なのであるが、それらアクターは保存用の記録を作成したり、そもそも前面に出てくることも多くはない。 本研究では都道府県域議長会の未公開資料中に政策形成過程に関する資料があることを示し、また、それに不足するところは議長会関係者へのインタビュー等が方法としてあることを示した。
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