研究課題/領域番号 |
19K01645
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
田口 博之 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (70738020)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | グローバル・バリュー・チェーン / グローバルバリューチェーン / アジア / 産業高度化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、アジアにおいてグローバル・バリュー・チェーン(以下GVCという)が展開するなかで、それを受入れる新興国の国内産業の高度化のあり方とそのための日本の役割を探求することを目的とする。また、これと併せて、RCEP、TPP等による貿易自由化の進展がGVC受入れの先発国・後発国に与える経済効果について、「東アジアの計量モデル」によりシミュレーション分析を行う。
|
研究成果の概要 |
本研究の目的は、アジアにおいて、(1)グローバル・バリュー・チェーン(以下GVC)が展開するなかで、それを新興国の産業高度化にどのようにつなげていくか、(2)また、貿易自由化措置が進展するなかで、それがGVCの展開や新興国の経済成長にどのような影響を与えるか、を明らかにすることであった。 本研究では、上記の目的に沿って、①査読付き英文雑誌への10本の論文の掲載、②6件の学会発表、③2件の図書出版(いずれも章の執筆)を実現した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、アジアにおいてグローバル・バリュー・チェーン(以下GVCという)が展開するなかで、それを受入れる新興国の国内産業の高度化のあり方とそのための日本の役割を探求することを目的とした。GVCの経済効果に関するこれまでの研究は、個別の企業や産業に関するものがほとんどであり、国レベルの分析は、それを可能とする付加価値貿易データが利用可能になったのが2010年代前半以降であるため、その蓄積が極めて希少であった。本研究の意義は、GVC受入れによる新興国の産業高度化への転換プロセスについて、国レベルで直接、定量的な分析を行い、新興国の産業政策に有益な含意を提供した点にある。
|