研究課題/領域番号 |
19K01672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
高瀬 浩二 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (20350358)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 連関性指標 / 産業連関 / 主要産業 / 基盤産業 / 産業振興 / EBPM / 産業構造 / 産業連関表 |
研究開始時の研究の概要 |
地域産業連関表および産業連関モデルを用い,産業部門間の連関性指標を計測し,地域経済における産業部門の類型化を行う。連関性指標には高度な計算処理を要するものがあるが,比較的簡便な方法で計算可能な伝統的な連関性指標を用いて,地域経済の主要産業を把握する方法を確立する。また,地域経済の「稼ぐ力」をもつ産業を特定するため,生産誘発だけでなく,雇用,付加価値への波及分析に応用する。特に,雇用問題について,いわゆる正規雇用・非正規雇用別の誘発の分析に応用し,地域経済の特徴を探る。
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研究成果の概要 |
地域経済にとって,当該地域の主要産業部門を把握することは重要な課題のひとつである。どの産業部門も地域経済内で独立して活動しているわけではないため,産業部門間の相互依存関係を考慮した特定方法が望ましい。そのため,産業連関分析で提案された様々な連関性指標を利用し,産業部門の機能・役割・特徴の分類を行った。また,用いられた連関性指標について,有用性や計算負荷の観点から比較・検証を行った。さらに,比較的簡便な方法で計算可能な連関性指標を用いて,地域経済の主要産業を可視化する方法を提案し,地域経済分析に応用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域経済の主要産業の特定には,従来,計算が容易な特化係数が用いられてきた。ところが,この方法で地域経済内の産業部門間の相互依存関係を考慮することは難しい。そこで,地域産業連関モデルによる連関性指標を用い,産業部門の機能・役割・特徴を把握する方法を着想した。それらを地域経済のステークホルダーに示し,その知見を政策立案や投資計画に生かすことができる。一方,一部の連関性指標の計測に高度な計算処理能力を要する点が定量的分析の障害となりうる。その観点から,本研究では様々な連関性指標の類型化,可視化の方法を検討した。
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