研究課題/領域番号 |
19K01808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
高階 利徳 兵庫県立大学, 国際商経学部, 教授 (30351836)
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研究分担者 |
開本 浩矢 大阪大学, 大学院経済学研究科, 教授 (90275298)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 感情労働 / 心理的資本 / レジリエンス / リテンション / 組織定着 / 離職 / 職場定着 / 介護施設 / 医療施設 / 介護 / 医療 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒューマンサービス施設に従事する対人援助業務人員(介護職員、看護師、その他)の職場定着ないしは離職行動を、感情労働(Emotion Work)の観点から分析することが本申請課題の骨子である。また感情労働には、リスク的側面以外の肯定的側面も理論的に想定されるので、その内容を明らかにした上で、それに寄与する人的資源管理施策のあり方も検討する。 人的資源管理施策-感情労働-リテンションという一連の心理的作用機序を調整する、新たな要因の探索も必要である。本研究課題では、ポジティブ組織行動論から新しい知見(心理的資本)を援用し、施設人員の職場定着を巡る分析枠組みの精緻化・体系化を目指す。
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研究成果の概要 |
本申請課題では、感情労働の肯定的側面を促進する人的資源管理施策のあり方を探索することを課題としていた。そのため、人的資源管理施策をどのように操作化するべきか、実証研究を中心に渉猟・検討し、定めた。また、感情労働の肯定的側面を先行研究・聞き取り調査の結果を基礎に定め、その測定化を試みた。 分析の結果、感情労働の肯定的側面を促進する制度のあり方について、一定の示唆を得ることが出来た。その分析結果は今後論文によって公表されていくが、人的資源管理施策の測定については再検討の余地があることが認識されている。今後、追加的調査を実施するならば、この点が重要な課題となるだろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
感情労働は、従来、産業ストレス研究の一部に位置づけられることが多く、基本的に、いかに抑制するかを中心に議論されてきた概念である。そのような感情労働において肯定的側面の存在を認識し、それをいかに促進するかを検討したのが本申請課題であり、この点が学術的新規性の核となっている。このような分析を試みた点そのものに、学術的ないしは社会的意義を認めることが出来る。 なお、本申請課題を進展させる上で、比較的新しく検討途上の概念(職務への埋め込み、Job Embeddedness)も分析の俎上に乗せることが出来たことも、重要な成果の一部である。
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