研究課題/領域番号 |
19K01817
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
川端 勇樹 中京大学, 経営学部, 教授 (00614702)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 地域産業の振興 / 異分野間連携 / 地域システム / マネジメント / 事業体 / 自己組織化 / 促進のためのマネジメント / ガバナンス / 運営体 / 組織能力 / 選考要因 / (運営体の)構築 / (運営体の)再構築 / 経営体 / 初期条件 / 場 / 創発的相互作用 / 介入 / ドイツ医療機器産業 / 組織間連携 / ドイツ / 医療機器 / 地域新産業 / 地域の体制 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では下記の問いに関して、先行研究を基に概念モデルを構築し、ドイツを対象とした事例研究と同モデルの妥当性の検証を通して理論構築と実践的示唆を導き出すことを目指す。 問1 競争力のある地域新産業の振興に向け、異分野間の自己組織的な組織間連携の成立を促進させるために、地域にいかなる体制を誰によってどのように構築するか? 問2 異分野間の自己組織的な組織間連携の成立へのプロセスはいかなるのもので、その促進のためのマネジメントは、誰が・どのように推進するか? 問3 同マネジメントを推進する運営体に求められる体制・能力はどのようなものか?
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研究成果の概要 |
本研究の理論構築における学術的な成果については、「競争力のある地域新産業の振興に向け、異分野間の自己組織的な組織間連携を促進するためのマネジメントを、いかなる体制・能力を備え、どのように推進するか」という研究テーマに関して、3つの問いをたて、地域、異分野間連携の促進、促進を支援する事業体の視点から先行研究およびパフォーマンスの高いドイツの複数事例を対象に事例研究および比較分析による検証を行うことにより、研究テーマに関する信憑性の高い理論構築および実践的価値の提供において一定の成果を出したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域新産業の振興には従来の枠組みを超えた異分野連携が重要であるが、そのために自己組織的な各主体間の連携への取組みをいかなるマネジメントで促進させるかについては、実証に基づいた研究が十分ではない。本研究では、地域、連携促進のマネジメント、マネジメントを実施する事業体、以上に着眼し既存研究をふまえ、詳細な事例研究と比較分析により、統合的な理論構築をしたという点で特色のある研究である。 社会的意義では、産業振興に向けて自己組織的な組織間連携を促進するための有効な視点を与え、対象を拡大した学術研究の発展および現代の日本経済・産業の実際的な課題解決に向けた多くの可能性を持つ研究である。
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