研究課題/領域番号 |
19K01823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
本間 利通 大阪経済大学, 経営学部, 教授 (90461128)
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研究分担者 |
若林 直樹 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (80242155)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 職業コミットメント / 組織コミットメント / コンプライアンス / 専門職 / 役割コンフリクト / かかりつけ薬剤師 / 不正防止 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、コンプライアンス行動の意思決定プロセスのモデル化を通じて、不正防止のための制度設計に貢献することである。専門職の職業に対する関わり方および組織に対する関わり方の強さを測定して、コンプライアンス行動の意思決定プロセスをモデル化する。職業に対する関わり方を職業コミットメントとして、組織に対するコミットメントを組織コミットメントとして、両者が持つ影響を量的・質的に評価する。
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研究成果の概要 |
本研究は、薬剤師を対象として行ったアンケート調査及びヒアリング調査に基づいて、コンプライアンス行動のモデル化を検討した。職業・組織に対する関わり方を、それぞれ職業コミットメント・組織コミットメントとして測定して、コンプライアンス行動に与える影響を確認した。職業コミットメントを情緒的・存続的・規範的の3つの要素から測定した。その結果、情緒的職業コミットメントが組織行動に与える影響を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は専門職として薬剤師を調査対象にアンケート調査及びヒアリング調査を行なった。職業に対する関わり方は専門職だけが持つものではないために、他の職種にも応用可能である。特に専門職志向が強い職業に応用できる。情緒的な職業に対する関わり方が持つ影響の大きさは、専門職以外が関わるコンプライアンス問題のモデル化にも応用可能な知見となる。職業に対する情緒的な関わり方が特定のコンプライアンス行動に影響を持つとする知見は、組織のコンプライアンス施策に貢献することができる。
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