研究課題/領域番号 |
19K01838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
石谷 康人 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 准教授 (70446904)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 組織アイデンティティ / 起業家/企業家的アイデンティティ / 持続的競争優位 / ニッチトップ / 中小企業 / アイデンティティ資本 / 社会的自我論 / 事例研究 / 起業家的アイデンティティ / 戦略 / 競争優位 / 企業家的アイデンティティ / 競争戦略 / アイデンティティ・ワーク / ニッチトップ企業 / アントレプレナーシップ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、高知県に本社や生産拠点を置くニッチトップ型企業(ニッチ分野において高いシェアを有し、優れた経営を行っている中堅・中小企業)である株式会社技研製作所、兼松エンジニアリング株式会社、YAMAKIN株式会社、廣瀬製紙株式会社、宇治電化学工業株式会社、株式会社太陽、株式会社ミロクなどを対象として、企業家や組織のアイデンティティが戦略の実践とその成果である持続的競争優位の確立に結びつくプロセスとメカニズムを詳細に記述するものである。
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研究成果の概要 |
本研究では、高知県のニッチトップ型企業を対象として、アントレプレナーや組織によるアイデンティティの形成が、企業の戦略の創造と組織的遂行および競争優位の確立ひいてはニッチトップ達成に結びつくプロセスとメカニズムを経験的かつ詳細に示した。その際に、当初予定していたYAMAKIN株式会社、兼松エンジニアリング株式会社、株式会社技研製作所、廣瀬製紙株式会社、宇治電化学工業株式会社、株式会社太陽、株式会社ミロク製作所、中澤氏家薬業株式会社の他に、株式会社垣内、金星製紙株式会社、株式会社サニーマート、パシフィックソフトウェア開発株式会社も含め、調査結果、事例の記述と分析の結果、理論仮説を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、高知県のニッチトップ企業を対象とした複数事例研究から、創業者やアントレプレナーのアイデンティティが、組織アイデンティティへと強化・発展するとともに戦略の発見的創造と組織的遂行の源泉となり、ひいてはニッチ市場の創造や参入そして希少かつ異質な資源の蓄積をもたらして持続的競争優位に結びつくプロセスとメカニズムを経験的に示した。それで、「戦略とアイデンティティの緊密な結びつき」と「リソース・ベースト・ビューのアントレプレナーシップ面での拡張」の理論仮説を導出して、当該研究分野に貢献した。事例研究の詳細な内容は、ニッチトップ企業を目指す中小企業やベンチャー企業にとって有意義な知見となった。
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