研究課題/領域番号 |
19K01849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
伊吹 勇亮 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60410255)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 広報実務家 / マネージャー / 知識・スキル・能力 / 人材開発 / 広報における役割理論 |
研究開始時の研究の概要 |
広報担当者が経営機能を担うためには、【テクニシャン】から【マネージャー】への業務シフトが必要である。しかし、どのような資質が【マネージャー】に求められるのか、また、【マネージャー】として必要な知識・スキル・能力はどのようにすれば伸びるのか、これらの点についての日本での議論は皆無である。そこで本研究では、日本の広報界において【マネージャー】に求められる資質と、その資質の育成方法を明らかにする。
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研究成果の概要 |
広報【マネージャー】に求められる資質とその涵養方法について、27名の実務家に話を伺ったところ、ほぼすべてのインタビュイーが述べていたのは「メタ認知能力」の重要性である。そこで、メタ認知能力に特化しての調査を実施することとした。9名の実務家に対してインタビュー調査を行った結果、ベストプラクティスを自身の業務に生かすことを強く意識していることが判明した。一方で、メタ認知能力の「深さ」については、他産業における同様の課題を解決した際の方策を参照するにとどまる者もあれば、広報や広告の枠の外にある事例をコミュニケーション施策に反映させるというレベルにまで達している者もいた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内はもちろんのことながら、海外においてもこの分野における研究はほとんど存在していない。散見される研究も【テクニシャン】と【マネージャー】という役割の違い(とキャリアパスとの関係)にのみ触れるものがほとんどで、特に【マネージャー】に必要な資質については研究が進んでいない。実務面では誰が、あるいはどのような資質を持った人が、広報を担当するかということは重要であり、その意味で、本研究は価値ある分野について掘り下げようとしている。
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