研究課題/領域番号 |
19K01865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 尾道市立大学 |
研究代表者 |
後藤 祐一 尾道市立大学, 経済情報学部, 准教授 (10613581)
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研究分担者 |
横山 恵子 関西大学, 商学部, 教授 (00349325)
金井 一頼 青森大学, 機関の長, 学長 (50142831)
木村 文則 尾道市立大学, 経済情報学部, 准教授 (70516690)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 社会的企業 / 就労移行支援 / 社会的成果 / 経済的成果 / 緊張関係 / NPO / 社会企業家 / 社会課題 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,「社会的企業のハイブリッド組織マネジメントの統合的解明」である。具体的には,就労移行支援事業を実施している事業体を対象に,(1)社会性と経済性の緊張関係,(2)組織内での認知状況,(3)緊張関係を克服するマネジメントのあり方,(4)社会的成果と経済的成果,の4つを統合的・包括的・動態的に把握し,緊張関係にある社会的な価値と経済的な価値を同時に追求するハイブリッド組織のマネジメントに関する理論構築ならびに実践的含意を提示するものである。
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研究成果の概要 |
本研究プロジェクトは,緊張関係にあるとされる社会的価値と経済的価値を同時に追求する社会的企業を対象に,①社会性と経済性の緊張関係,②組織内での認知状況,③緊張関係を克服するマネジメントのあり方,④社会的成果と経済的成果の4点を通貫して分析・考察を試みた。具体的には,就労移行支援事業を実施している事業体を対象に実証研究を行なった。その結果,事業体ごとに経済性ロジックと社会性ロジックの重視するロジックが異なり,その両立のためのマネジメントのあり方や成果が異なること,社会的企業を分析・考察する際には企業家チームの構成や事業機会の認識にまで遡り検討する必要があることなどを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて,社会的企業におけるマネジメントについて制度ロジックの観点から比較事例研究を行い,社会性と経済性を両立するためのマネジメントのあり方,と組織的成果の関係について明らかにした。また,社会的価値と経済的価値を追求するマネジメントについて把握するために,①業界特性,②企業家チーム,③追求する価値,④戦略,④組織マネジメント,⑤経済的成果と社会的成果から構成される枠組みを提示した。
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