研究課題/領域番号 |
19K01879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 大手前大学 |
研究代表者 |
森元 伸枝 大手前大学, 国際日本学部, 准教授 (70636422)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 産業集積 / 文化産業 / 制度 / 人材育成 / 地域産業 / 事業システム |
研究開始時の研究の概要 |
地域産業が長期継続的成長を行うためには、グローバル化やテクノロージーの発展など激しい環境の変化のなかで、迅速に高い付加価値を継続的に生み続けるために、人材の専門性や多様性を高める人材育成が不可欠である。 神戸の洋菓子業界を事例に、これまで地域産業をうまく維持してきた制度的補完性が、システムショックにより崩壊しようとしているとき、地域産業を維持発展するためにプレーヤーたちはどのような協働システムを構築しようとしているのかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
地域産業を成り立たせるためには、その産業の担い手である人材を継続的に確保し、その人材の能力が発揮できるシステムが不可欠であるが、近年の技術や情報の急速な発展による制度的補完の崩壊は、それまでのシステムにショックを生じさせている。 このような制度的補完の崩壊においては、地域性(価値観や規律)に基づいた文化産業の担い手という共通認識のもと、新たな協働のしくみにより人材育成システムを再構築していることを神戸の洋菓子産業ならびに同じ地域内の関連産業のインタビュー調査から知ることができた。しかしながら、コロナウィルスの影響により十分な成果がでたと言えるまでには達することができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの地域産業の長期継続的成長にむけた研究は、業界内における企業間ネットワークとしての関係性から見ることはできる。また、人材育成について述べられている研究の多くは、各企業内における戦略的なものである。 本研究は、地域産業の長期継続的成長のための地域や業界内に存在するルールを人材育成の視点から探り、環境の変化に合わせて協働のしくみがどのように変化し、再構築されるかを明らかにしようとしたものである。
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