研究課題/領域番号 |
19K01891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 京都大学 (2021-2022) 大阪市立大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
山田 仁一郎 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (40325311)
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研究分担者 |
黒木 淳 横浜市立大学, 国際商学部, 准教授 (00736689)
吉村 典久 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (40263454)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アントレプレナーシップ / 事業転換(ピボット) / ベンチャー / 経営戦略 / 企業統治 / 取締役会 / 出口戦略 / 質的比較分析(QCA) / ピボット(事業転換) / 社外取締役 / 経営層(TMT) / 質的比較分析(QCA) / コーポレートガバナンス / 外部役員 / 組織 / 役員会 / 利害関係者(ステークホルダー) / 多様性 / 経営層・経営チーム / ピボット / イノベーション / 成熟産業 / ガバナンス / 質的比較分析 / オーストラリア / 企業統治(ガバナンス) / 中小企業 |
研究開始時の研究の概要 |
技術革新の影響を被る成熟産業とハイテク産業の未上場のベンチャー企業を対象に設定し、企業統治と取締役会を含む経営層(企業家チーム)の戦略行動のミクロ的基盤の実態をデータベース化し、質的比較研究を通して妥当性の高い理論的命題を構築する。成熟が著しい印刷業界において革新的事業転換(ピボット)を遂げる第2創業する企業群ならびにバイオベンチャー企業群を比較対照群とする。第一に、業界慣行を含む制度的文脈の変化を統制し、より堅牢なアントレプレナーシップにおける企業統治の理論構築が可能であり、第二に、対照的な文脈を保有する研究対象(技術領域や海外)との比較検証も行うことで、より堅牢な理論構築を行う計画である。
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研究成果の概要 |
最大の成果は、バイオベンチャーの経営戦略転換についての実証研究で企業家研究フォーラム賞を受賞した黒木淳教授との共同研究である。また、組織科学誌にて経営者による企業統治の監視中和化についてのメカニズムを明らかにした論文を発表し、その中で女性取締役選任の複雑な要因を示した。戦略的アントレプレナーシップ領域の研究をManagement Research Review誌に系統的にまとめて掲載された。また、吉村典久教授とのスピンオフ経営学の研究を刊行し高い評価を受けている。パンデミックの影響により一部調査等が遅れたが、日豪比較の質的比較分析研究も研究は投稿・再投稿中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果としては、アントレプレナーシップ分野の学会において学会賞を受賞する実証研究を上梓できたことや、社会科学の中心的な査読雑誌である組織科学にも質的比較研究論文を掲載したこと、国際査読誌にも論文を発表するなど、本研究プログラムが狙いさだめた分野において、一定程度の高い成果を、難しい研究環境下において達成したと考えられる。
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