研究課題/領域番号 |
19K01894
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀男 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (10282328)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Quality Management / Innovative Capability / Marketing Capability / 顧客満足度 / 技術受容モデル / IoT / 従業員満足度 / 顧客満足 / CSR / Thailand and Japan / Total Quality Management / Thailand / 品質管理 / オープンイノベーション / 製品開発 / サービス企画 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本企業を中心に発展してきた品質管理に対して、近年、注目されているイノベーションの新しい概念であるオープンイノベーション(OI)の活用の有効性を検証する。最初に、OIに関する取り組みの要素を考慮して、OIと品質管理活動がどのように相互に関連しているか、特に、OIが製品開発力、生産技術力、サービス企画力、サービス提供力などのシステムの向上にどのように影響し、革新的な製品・サービスの創出につながるのかについて検証する。次に、OIの活用により創出された製品・サービスに関する知覚品質および顧客満足度の評価モデルを構築する。
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研究成果の概要 |
本研究では、品質管理の枠組みを3つの観点で検証した。第一に、6つのTQM要素→(ガバナンス、革新的能力、マーケティン能力→成果の因果関係モデルを構築・検討した。タイと日本の企業間での比較分析を行った。第二に、近年のコロナ禍、在宅勤務満足度の向上がマネジメントの重要課題となっていることに着目し、在宅勤務満足度に関連する在宅勤務の不安や意義、さらに、外部パートナーとの連携との関連性を検証した。第三として、技術受容性、ソフトウエア/システム品質、外部パートナーとの連携、IoT受容意向、品質や経営成果との関係性を検討し、日本と中国の従業員の間で比較分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、品質管理の枠組みについて3つの観点で検討を行い、その中で、外部パートナーとの連携、日本、タイ、中国の間との比較分析を行っている点が特徴的であり、意義がある。第一の観点では、タイでは戦略的計画とプロセス管理が中間的要素と成果指標に強く影響を与えていること、日本においては、戦略的計画、顧客指向、ナレッジマネジメントが成果指標に影響を与えていることを示した。第二では、能力、業務環境、外部連携などが重要要因であることを示した。第三では、日本と中国の製造業従業員との間でIoT受容意向に影響を与える要因が異なること、外部連携が有効であることを示した。
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