研究課題/領域番号 |
19K01905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
松本 雄一 関西学院大学, 商学部, 教授 (10336951)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 実践共同体 / 実学集合型実践共同体 / トランスディシプリナリー / 変容的学習 / 変容型境界物象 / 介護施設 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、介護施設を中心とした企業の事例研究をもとに、学びの共同体をもとにした企業組織の自発的・自律的な学習、他の組織や地域社会とのつながり作りの方法論について明らかにする。学びの共同体による学習と他の企業や地域社会とのつながりを促進する組織マネジメント、リーダーシップのあり方、および地域社会との関わり方について、丹念なフィールドワークを通じて事例を構築し、その方法論の確立に向けて研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、実践共同体、組織内外に構築される学びのコミュニティが地域社会とどのようにつながるかというテーマであった。これまでの実践共同体研究は、同質的な集団として知識創造や学習を行うというものであったが、そのテーマに「関心のない」人々をどう巻き込んでいくかということについては課題が残っていると考えた。そこから研究者、企業人、行政、地域住民といった多様なステイクホルダーによって構築し、問題解決に取り組む実践共同体、「実学集合型実践共同体」(トランスディシプリナリー実践共同体)の有効性と、問題解決を行う事例を扱うことで、その適切なマネジメントの重要性を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの実践共同体(学びのコミュニティ)研究は、その学習するテーマについて「関心のある」人々が集まり、同質的な集団として知識創造や学習を行うというものであったが、そのテーマに「関心のない」人々をどう巻き込んでいくかということについては課題が残っていた。多様なステイクホルダーによって構築する実践共同体、「実学集合型実践共同体」(トランスディシプリナリー実践共同体)では、多様なステイクホルダーが協働して問題解決と学習に取り組むことによって問題解決を行う事例を扱うことで、その適切なマネジメントの重要性を明らかにすることができ、今後の研究につなげるための理論的基盤をつくることができた。
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