研究課題/領域番号 |
19K01918
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 県立広島大学 |
研究代表者 |
村上 恵子 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (90325142)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 企業年金 / 退職給付制度 / 企業型確定拠出年金 / 企業価値 / 企業年金制度 / 確定給付企業年金 / 年金積立不足 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、上場企業による企業年金の選択・運営が企業価値に与える影響を計量経済学的手法を用いて実証的に明らかにする。研究1年目は企業財務データや年金財務データなど、分析に必要なデータセットを構築し、研究2年目は企業年金制度の「選択と移行」が企業価値に与える影響を分析する。そして、3年目は、確定給付型年金を導入している企業を対象に、年金の「運営」が企業価値などに与える影響を分析する。
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研究成果の概要 |
本研究では、規模の大きい企業は1つ以上の年金制度を選択し、規模の小さい非上場企業は退職一時金のみを選択する傾向にあるなど、我が国の退職給付制度の選択において企業の二極化が進んでいること、そして企業規模や積立不足率といった分かりやすい指標が各種退職給付制度の選択に影響を与えている可能性があることを明らかにした。また、確定拠出年金のみに着目した地域別分析に基づく結果ではあるが、企業年金制度として確定拠出年金のみを導入していることと企業価値との間に明確な関係性は見られないことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
確定拠出年金のみに着目した地域別分析に留まるが、選択している企業年金と企業価値との間に明確な関係性は確認できなかったことは、企業年金の選択肢が増える中、各企業が企業年金制度の導入・移行に関する戦略を考える際や、企業年金の選択と運営を含めたリスク管理のあり方を考察する上で参考になると考えられる。
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