研究課題/領域番号 |
19K01939
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
水越 康介 東京都立大学, 経営学研究科, 教授 (60404951)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | マーケティング / ソーシャルメディア / 企業アカウント / 真正性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ソーシャルメディア上の企業アカウントの運用とブランド・アカウント・パーソナリティ(BAP)の形成に関する実証的調査を行う。これまでのソーシャルメディアに関するマーケティング研究では、しばしば企業アカウントの運用が企業のブランド・ロイヤルティやブランド・パーソナリティに与える直接的な影響が考察されてきた。しかしながら、今日多くのソーシャルメディア上の企業アカウントは、例えばゆる系などと表現される通り、それぞれのアカウント自体に「人格」が形成されており、その人格や個性を経由してブランド成果がもたらされることが予想される。
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研究実績の概要 |
本研究では、ソーシャルメディア上の企業アカウントの運用とブランド・アカウント・パーソナリティ(BAP)の形成に関する実証的調査を行う。これまでのソーシャルメディアに関するマーケティング研究では、しばしば企業アカウントの運用が企業のブランド・ロイヤリティやブランド・パーソナリティに与える直接的な影響が考察されてきた。しかしながら、今日多くのソーシャルメディア上の企業アカウントは、例えばゆる系などと表現されるとおり、それぞれのアカウントに「人格」が形成されており、その人格や個性を経由してブランド成果がもたらされることが予想される。あわせて、こうした人格はユーザーとのインタラクションによって形成・維持されている可能性があり、インタラクションのダイナミズムを考慮する必要があると考えられる。そこで本研究では、アカウントに形成される人格をブランド・パーソナリティなどを用いて捉え、企業アカウントの運用とブランド成果の直接的な結びつきを批判的に捉え直す。この試みは、ソーシャルメディアに関するマーケティング研究が捉えるべき新しい研究対象を提示し、実務的にも、企業アカウントに運用に関する具体的な指針を明らかにすることになる。研究最終年度となった本年は、引き続きこれまでの研究知見を再検討し、企業アカウントに対するパラソーシャル関係の構築や、真正性の獲得に関する具体的なマネジメントを確認した。これらの研究成果の取りまとめを進め、論文投稿を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
順調に進み、追加的な研究が可能となった。
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今後の研究の推進方策 |
追加的な調査を行い、その結果をまとめる。
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