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視線動向データを踏まえた消費者の価格知覚に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K01966
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07090:商学関連
研究機関専修大学

研究代表者

奥瀬 喜之  専修大学, 商学部, 教授 (30312440)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード消費者行動 / 価格 / マーケティング / 視線動向 / 価格設定 / 端数価格 / 参照価格 / 価格知覚
研究開始時の研究の概要

価格設定とその提示のあり方は企業にとって重要な課題の一つであるが、先行研究において、効果的な価格提示のあり方について明快な結論は得られていない。他方で、マーケティング研究領域全般において視線動向に関する研究が行われるようになりつつあり、消費者の視線動向データが当該分野の研究に貢献しうる可能性を示している。
本研究では、マーケティング研究・消費者行動研究領域の一領域である価格研究において、消費者の視線動向という新たな視角から消費者の価格知覚へのアプローチを試みる。新たな実験的手法によって、効果的な価格の提示(価格配置・デザイン・端数価格設定)のあり方について検討・考察する。

研究実績の概要

本研究課題の目的は主に以下の二点である。
(1)効果的な価格の配置に関する検討を踏まえた学術的・実務的示唆の提示:まず、通常価格などの外的参照価格と販売価格の配置が、消費者の価格知覚に及ぼす影響について検討する。より具体的には、それらの価格の配置(上下、左右)、それらの価格情報を含んだ複数の選択肢(商品情報)の配置(上下、左右)、サイズといった要因が消費者の価格知覚に及ぼす影響について視線動向データを踏まえて検討し、効果的な価格の配置方法について考察する。
(2)効果的な価格の設定に関する検討を踏まえた学術的・実務的示唆の提示:第二に、価格設定そのものが消費者の価格知覚に及ぼす影響について検討する。具体的には端数価格設定が消費者の価格知覚や実際の選択に及ぼす影響について、非端数価格設定にした場合との視線動向の比較によって検討し、先行研究で示されてきた端数価格設定によるレベル効果やイメージ効果の有無について実証的に検討する。視線動向データを用いた実証分析の結果を踏まえて、端数価格効果の有効性について検討を行う。
本研究課題の目的は以上の通りだが、本年度は校務等の業務が多忙であった関係で、対面での実験調査を進めることができず、関連するアイトラッカーを用いた選択実験のプレテストの実施と、マーケティング研究領域における、視線動向データによる研究、消費者の価格知覚に関する研究などの関連する先行文献の調査に留まった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

校務等、研究以外の業務が多忙であった関係で、実証実験など予定通り進めることができなかった。

今後の研究の推進方策

今後の研究の推進方策としては、当初想定していた研究目的・計画に沿って、視線動向に関する実験を行い、データを収集し、検証を行っていく。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2023 2022 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] マーケティングにおけるアイトラッキング研究のレビューの試み2021

    • 著者名/発表者名
      奥瀬喜之
    • 雑誌名

      専修商学論集

      巻: 112 ページ: 37-42

    • DOI

      10.34360/00011608

    • NAID

      120006994697

    • URL

      https://senshu-u.repo.nii.ac.jp/records/11622

    • 年月日
      2021-01-20
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Does Order of Presentation Affect the Focus of Comparison? An Empirical Study of Eye-Tracking Data2021

    • 著者名/発表者名
      Abe, Shuzo, Takashi Ideno, Yoshiyuki Okuse, Mitsuru Kaneko, Yuki Tamari, Yuki Mitomi, and Kenichi Hachisu
    • 雑誌名

      横浜経営研究

      巻: 42 ページ: 53-62

    • NAID

      40022692321

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] デジタル化時代のプライシング2020

    • 著者名/発表者名
      奥瀬 喜之
    • 雑誌名

      組織科学

      巻: 54 号: 2 ページ: 16-25

    • DOI

      10.11207/soshikikagaku.54.2_16

    • NAID

      130007968220

    • ISSN
      0286-9713, 2187-932X
    • 年月日
      2020-12-20
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「ダイナミックプライシング」の動向と導入の留意点2020

    • 著者名/発表者名
      奥瀬喜之
    • 雑誌名

      SC JAPAN TODAY

      巻: 530 ページ: 47-49

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] B to Cにおける価格設定の現状と課題2023

    • 著者名/発表者名
      奥瀬喜之
    • 学会等名
      日本流通学会 関東・甲信越部会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] テキストデータによる情報受信者の解釈レベルについての検討2022

    • 著者名/発表者名
      張艶埼、井上友也、奥瀬喜之
    • 学会等名
      日本商業学会第72回全国研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書 2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 製品選択と眼球運動に関する探索的研究2022

    • 著者名/発表者名
      大久保京子、中原孝信、奥瀬喜之、大久保街亜
    • 学会等名
      日本消費者行動研究学会第64回消費者行動研究コンファレンス
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書 2021 実施状況報告書
  • [学会発表] ネット上のクチコミの発信要因の関係性に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      厳思迪、井上友也、奥瀬喜之
    • 学会等名
      日本消費者行動研究学会第64回消費者行動研究コンファレンス
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書 2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 言語的カテゴリーモデル(LCM)を用いた解釈レベル の検討2021

    • 著者名/発表者名
      張艶埼、井上友也、奥瀬喜之
    • 学会等名
      日本消費者行動研究学会第63回消費者行動研究コンファレンス
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [備考] 奥瀬喜之ウェブサイト

    • URL

      https://www.yoshiokuse.com/

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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