研究課題/領域番号 |
19K01978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 国際ファッション専門職大学 (2020-2022) 帝塚山大学 (2019) |
研究代表者 |
菅 万希子 国際ファッション専門職大学, 国際ファッション学部, 教授 (10612989)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 産後ケア / 産後鬱 / 女性特有の健康問題 / 健康ニーズ / WTP(支払い意思額) / 出産 / 少子化 / フェムテック / ストレス / 出産関連自費医療 / 医療経営 / 医療マーケティング / 産後ニーズ / WTP / 産後自費医療 / 出産ニーズ / 自費医療評価 / 周産期ケア / 東洋医療 / 出産医療 / 出産医療支払意思額(WTP) / 自費医療経済評価 / 少子化対策 |
研究開始時の研究の概要 |
出産は病気ではないが、医師により医療機関で行われる自費医療である。保険医療の経済評価の研究はあるが、自費医療の研究はほとんどみられない。身体的・精神的に大きな負荷がある出産前後の自費医療やケアは、妊婦・産婦・褥婦や児に良い影響を与えるとの研究もあるが、需要があまりないため、経営上成立していない。本申請は、需要者視点から、需要のある医療として産前産後の自費医療を研究し、医療経営論に位置付ける。具体的には、出産前後の妊産婦褥婦に対して、それぞれの時期のニーズの変化、出産前後の医療へのWTP、主観的な仕事及び子育や家事の効率とその変化の調査分析から、新スケールを医療者と開発し、妥当性を検証する。
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研究成果の概要 |
家事・育児・仕事への取り組みへの自己評価を、presenteeismの測定方法を参照して測定したところ、極端に低い自己評価をもつ母親がいることが明らかにすることができた。特にストレスやイライラをもつ母親は、自身を母親不適格ととらえていたことから、presenteeismの評価が不調の母親の抽出に資することが期待できることがわかった。しかしながら、抽出が可能となっても、現在行われている産後ケアに対するニーズは、WTP(支払い意思額)の低さをニーズの低さと考えると、ほとんどないと考えられる。特にガイダンスに対しては低かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産後の女性は、出産が病気でないと捉えられている中で、大きな体調の変化に苦しんでいることが明らかになった。しかしながら、病気ではないため、明確な不調解決の方向性が示されていなかった。そこで、産後の女性の健康とケアに焦点をあて、本研究発表をした結果、東洋医療者から高い関心を得、女性特有の健康問題解決に、全国的な社会実装の機会を得ることができた。社会問題の解決に大きく資することができたと考えている。
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