研究課題/領域番号 |
19K01981
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
新井 康平 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 准教授 (30550313)
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研究分担者 |
妹尾 剛好 中央大学, 商学部, 教授 (60610201)
牧野 功樹 拓殖大学, 商学部, 助教 (20845937)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 生産管理会計 / 原価計算 / リーン会計 / 混雑コスト / 管理会計 / 会計知識 / 投資評価技法 / 戦略的投資の経済的帰結 / 投資の経済性 / 病床稼働率 / コスト効率 / リーン生産 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,リーン生産などの現代的な生産システムを含めた一般的な生産システムと,各種原価計算のような生産現場で用いられる管理会計システムの適合的関係を明らかにすることにある。その際,コンティンジェンシー理論に従い外部環境や技術特性との整合性を考慮し,また,コントロール・パッケージとしての内的整合性を視野に入れた分析を行う。 学術的独自性として,これまで個々の研究で探求されていた会計知識や環境の不確実性などの要因を総合し,各種の影響要因,管理会計・生産システム,そして利益・原価情報や非財務情報の利用に至るまでを,一般的な日本企業を対象として検討する点が挙げられる。
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研究成果の概要 |
本研究においては、次の3点の重要な発見事実があった。1点目は、リーン会計と呼ばれるシンプルな管理会計システムが生産現場において有効であることである。2点目は、混雑コストを避けるために、余裕を持った操業度を許容するシステムが必要なこと、3点目は、インタラクティブ・コントロールが学習を促進し効果的であること、である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、工場における生産計画や生産管理会計、あるいは工場経理に対してインプリケーションを有する。特に、原価計算上の配賦をともなうような、精緻だが複雑なシステムは、情報内容の理解がともなわないために有効ではない点は、社会的意義を有する発見であると言える。また、操業度差異の追求が、かえってコスト増に結びつくという議論についての実証的な証拠の提供は学術的な価値を有する。
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