研究課題/領域番号 |
19K02093
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
濱西 栄司 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 准教授 (30609607)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ビッグデータ / モバイル空間統計 / WebGIS / 集合行動 / 群衆 / 政治行動 / 運動行為 / 社会運動 / 集合行為 / Web GIS / 非組織論 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、公共的な場における運動行為の因果的メカニズムと特徴を、非組織論的な観点から国際・歴史比較的に明らかにすることにより、民主社会における運動行為のありようや効果をめぐる新たな学術的基盤を構築する。WebGISとビッグデータを用いて、国内外の運動行為の展開を精緻に記述・アーカイブ化し、その国際・歴史比較から運動行為の各社会・各時代における特徴・傾向、通底する因果的メカニズムを明らかにし、その成果に基づいて、今後の民主社会における運動行為のありようや効果をめぐる学術的知見の提供を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、運動行為そのものを捉える視座から、サミット・プロテストと反安保法制運動における抗議行進と抗議集会の特徴(方向性と交差、拡散、最大値とピーク、性別・年代別の増減など)と変化を、WebGIS(Google map)とTimeline、ビッグデータ(モバイル空間統計)を用いて、それぞれ詳細に記述した。その上で、それらの特徴と変化に時間的要因と空間的要因、とくに社会的環境(当該国地域の法律[日本では憲法、道路交通法、公安条例等]や警察の動き含む)や物理的環境(海・川・高速道路・道路・公園・スタジアム・交差点などの配置)が影響を与えることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動行為それ自体を捉える視座、抗議行進・集会をWebGISとTimeline、ビッグデータで捉える具体的方法の提示と実施、抗議者の時系列変化とのべ人数での特徴把握、空間的要因と時間的要因が抗議集会におよぼす作用への着目は先行研究がほとんど取り組んでこなかったことであり、成果といえる。特にビッグデータを用いた抗議集会記述法の提示は、多様な事例に研究を拡大していくうえで重要であり、また空間的・時間的要因に関する考察は、社会運動の組織戦略に回収されないような運動の側面(抗議者の集結・解散のタイミングやプロセス)を示唆するものであり、運動行為をめぐる因果関係の研究にも寄与しうる。
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