研究課題/領域番号 |
19K02156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
村上 慎司 金沢大学, 経済学経営学系, 講師 (80584359)
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研究分担者 |
角崎 洋平 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (10706675)
中倉 智徳 千葉商科大学, 人間社会学部, 准教授 (30586649)
堅田 香緒里 法政大学, 社会学部, 准教授 (40523999)
箱田 徹 天理大学, 人間学部, 准教授 (40570156)
橋口 昌治 大谷大学, 社会学部, 講師 (50584950)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ケイパビリティ / 地域社会 / 福祉行財政 / 自治 / 自立 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、緊縮財政下で各地域社会における先進的な福祉実践に着目し、これらの事例と関連する国内外の事例とを比較検討し、こうした福祉実践における自治と自立の概念を経済的・政治的・社会的観点から抽出・整理する。同時に、社会思想・理論社会学・経済哲学におけるネオリベラリズムと統治概念、社会福祉学・福祉社会学におけるアクティベーションを批判的に検討して、現状分析と理論研究の間を相互フィードバックさせる。最終的に、本研究は、福祉の経済学の最有力概念であるケイパビリティに基づく福祉行財政の基礎理論を確立することを目指す。
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研究実績の概要 |
2022年度の研究実績について、これまでの研究会の議論の蓄積を活用して、以下のような研究成果があった。まず、村上慎司(2022)「パンデミックにおける人間の安全保障とリスク社会のサブ政治に関する理論的覚書」『医療・福祉研究』29:2-3である。同論文は、新型コロナウイルス感染症のようなパンデミックの状況において、アマルティア・センの人間の安全保障とウルリッヒ・ベックのリスク社会のサブ政治との理論的関連について考察するための構想を書き記したものである。ここでポイントになるのが、サブ政治の内実に実質性を与えることであり、本研究課題における自治に関する論点である。 ボトムアップ的な自治に対置される概念の一つとして、グレゴワール・シャマユーの権威主義的リベラリズムがある。これは、ネオリベラリズムのバリエーションの一つであり、本研究課題の研究会でシャマユー『統治不能社会:権威主義的ネオリベラル主義の系譜学』を読解・検討してきた。これを踏まえて、ネオリベラリズムに関する理論研究を本年度も継続して遂行する計画である。 その他に、本研究課題に関連する研究分担者の業績は別紙に記載した通りであるが、とりわけ、関連がある研究業績として、角崎洋平(2023)「新自由主義と福祉社会は両立可能か」『福祉研究』116:62-69、箱田徹(2022)『ミシェル・フーコー:権力の言いなりにならない生き方』講談社現代新書がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度に予定していた研究会・調査を十分に実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究会の開催頻度を増やし、調査について計画を見直して実施する。
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