研究課題/領域番号 |
19K02170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
寺田 貴美代 新潟医療福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70352680)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | DV被害者支援 |
研究開始時の研究の概要 |
ドメスティック・バイオレンスの被害者とは、一般的に配偶者などからの暴力による被害者をさす。ただし、児童虐待とも密接に関係し、日本人男性と外国人女性との国際結婚による子どもなど、多様な文化的背景をもつ母子における被害が急増している。このような被害に対しては、多文化ソーシャルワークの有効性が指摘されているものの、その具体的な支援方法は確立していない。 そこで本研究において、(1)外国人女性とその子どもにおける被害の実態と、現状の支援の問題点を明らかにするとともに、(2)多様な文化的背景に配慮するソーシャルワークである多文化ソーシャルワークを活用した包括的サポート・システムモデルを開発する。
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研究成果の概要 |
DVは児童虐待とも密接に関係しており、多様な文化的背景を持つ親子の中でも被害が急増している。このようなケースへの支援においては多文化ソーシャルワークの有効性が指摘されているものの、具体的な支援方法は未だ確立しているとは言い難い状況である。 そこで、第1に、外国人女性とその子どもたちのDV被害の実態と、現状の支援の問題点を明らかにし、第2に、多文化ソーシャルワークを活用した臨床レベルの支援に、地域ネットワークを取り入れた包括的な支援モデルを構築することを目的として本研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多文化ソーシャルワークを活用した、DV被害者に対するサポート体制は必ずしも十分に確立されておらず、その開発は急務の課題であると考える。そのような中、臨床レベルでの支援モデルに、地域ネットワークを統合することによって包括的なサポート・システムを開発した本研究は、多様な文化的背景をもつ人々への支援に応用できる重要なモデルである。そのため、直接的なDV被害者への支援に役立つことはもちろんであるが、多文化共生社会の実現に向けて必要な体制の構築へと展開が期待できる点でも社会的意義を有すると考える。
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