研究課題/領域番号 |
19K02198
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
小高 真美 武蔵野大学, 人間科学部, 教授 (60329886)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 自殺予防 / ソーシャルワーカー / ソーシャルワーク / 教育 / 講義 / 演習 / プログラム評価 / 自殺予防教育 / プログラム開発 / マニュアル / 福祉 / 包括的教育プログラム / 総合的包括的支援 / 実習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、以下の①~③を実施する計画である。 ①自殺予防教育に活用できる演習プログラムの開発とその実施可能性・効果の検討および同プログラム実施マニュアルの作成 ②実習時のクライエントの自殺関連行動に関する経験と実習指導方法等に関する調査の実施および自殺予防教育に活用できるソーシャルワークの実習指導方法に関する提案(実習指導例集の作成)とその有用性の検討 ③ソーシャルワーカー養成過程における系統的な自殺予防教育の普及方法検討
|
研究成果の概要 |
本研究では、ソーシャルワーカー養成課程で、包括的な自殺予防教育推進に必要なプログラム等を開発することを目的とした。ソーシャルワークを学ぶ学生を対象に、講義中心のプログラムと演習プログラムを組み合わせ、学生が積極的に学習に参加する教育プログラム(以下、包括的教育プログラム)を開発した。また、包括的教育プログラムの実施可能性と予備的な効果検証の調査を実施した。その結果、同プログラムを受講した学生の満足度も高く、その実施可能性と予備的効果が確認できた。最後に、調査の結果等を踏まえて、これまで開発してきた包括的教育プログラムの使用教材とプログラム教授法のマニュアルを改訂した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自殺総合対策大綱には、自殺対策における社会福祉士等の役割が明記されており、国が推進する自殺対策の中でも、ソーシャルワーカーへの期待が益々高まっている。また同大綱には『大学や専修学校等と連携した自殺対策教育の推進』として、「自殺対策や自殺のリスク要因への対応に係る人材の確保、養成及び資質の向上が重要であることから、医療、保健福祉、心理等に関する専門家等を養成する大学、専修学校、関係団体等と連携して自殺対策教育を推進する」とある。本研究で得られた成果は、まさにこの大綱に掲げられた国の指針に一致するものであり、自殺対策に重要な役割を担うソーシャルワーカーの育成を加速させる重要な研究であったと考える。
|