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地方圏における児童養護施設で生活する子どもの複線的自立に関する地域間比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K02213
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

谷口 由希子  名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (80449470)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード児童養護施設 / 地域間比較研究 / 退所後 / 措置解除後 / 就職・進学
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、地方圏における児童養護施設で生活する子どもの複線的自立の構造を地域間比較研究によって明らかにすることにある。それと同時に、退所後の生活を支える政策的介入および支援プロラムを体系化することにある。
本研究は、地方圏における施設の子どもたちの自立過程の分析を行うが、調査対象者の自
立過程の分析に留まらず、地方自治体単独事業の調査を同時に行う。さらに地方圏の子どもたちへの地域型支援を明らかにする。

研究実績の概要

本研究の目的は、地方圏における児童養護施設(以下、施設)で生活する子どもの「複線的自立」の構造を明らかにすることにある。それと同時に、地域間比
較研究を行い、地方圏における施設退所後の自立生活を支える政策的介入および支援プロラムを体系化することにある。
本研究では、【研究1】地方圏の施設で生活する中学生・高校生の主体的な進路選択過程に関する縦断調査を行い、職員や学校の進学や措置解除後の生活への動機づけと合わせて分析する。【研究2】地方自治体の単独事業に関する質問紙調査を実施し、それらの施策が子どもの自立にどのような影響を及ぼしているか分析する。【研究3】先駆的な施策・実践を行っている海外調査を行う。以上により、地方圏の施設で生活する子どもに対する複線的自立支援体系を明らかにする。
2023年度は、先行研究・調査を整理し分析するとともに、【研究1】では、地方圏の施設で生活する中学生・高校生の調査を行った。【研究3】では、社会的養護にある子ども・若者の措置解除後の支援に関して、先駆的な施策・実践を行っているイングランドの海外調査を行う予定であったが、行うことができなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

【研究1】が経年的に把握できていないため。

今後の研究の推進方策

本研究が2024年度に終了できるよう研究計画を見直し、研究を推進する。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2023 2022 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (5件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 「児童養護施設等で育った若者のメンタルヘルスー自立援助ホーム退居者調査の結果から―」2023

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子
    • 雑誌名

      『精神科』

      巻: 42-5 ページ: 611-616

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「18歳以降を支援するー『子ども』のその後とは」2023

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子
    • 雑誌名

      『月刊福祉』

      巻: 5月号 ページ: 29-32

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「こども家庭庁設置の意義とその課題―子どもの権利の観点から―」2023

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子
    • 雑誌名

      『福祉のひろば』

      巻: 5月号 ページ: 30-35

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書 2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「児童養護施設で生活する子どもの主体的な選択と支援の仕組み―子どもの意見表明権に着目して―」2023

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子
    • 雑誌名

      『人間文化研究』

      巻: 39 ページ: 57-68

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 社会的養護当事者の『声』―施設等退所後に困難な状況にある当事者たちに焦点をあてて2019

    • 著者名/発表者名
      長瀬正子, 谷口由希子
    • 雑誌名

      『子どもの虐待とネグレクト』

      巻: 21,(4) ページ: 55-62

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 地方自治体が設置する子どもの権利擁護機関における権利の具現化および課題2023

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子; 栄留里美; 吉池毅志
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会 第29回学術集会滋賀大会 自主シンポジウム 2023年11月
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 「子どもの権利を保障する制度と保育実践 ―子どもの意見表明権に着目して―」2022

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子; 長瀬正子; 浅田明日香; 藤井美保
    • 学会等名
      日本保育学会第72回大会自主シンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 自立援助ホーム退居者調査からみえる集積する困難2021

    • 著者名/発表者名
      伊部恭子; 新藤こずえ; 谷口由希子; 内藤直人; 長瀬正子; 永野咲; 松本伊智朗
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会第27回学術集会かながわ大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 地方自治体における子どもの権利擁護のための第三者機関に関する考察 ―名古屋市における機関設置に向けた過程に焦点をあてて―2019

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子
    • 学会等名
      日本保育学会第72回大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 調査研究発表 「自立援助ホーム退居者の生活状況に関する調査」の中間報告2019

    • 著者名/発表者名
      長瀬正子、伊部恭子、新藤こずえ、永野咲、谷口由希子, 松本伊智朗
    • 学会等名
      第26回 全国自立援助ホーム協議会 神奈川・横浜大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 『チャイルドサイエンスに学ぶ楽々子育てガイド』「名古屋市の子育て支援―子どもの権利を守るまち―」2023

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子
    • 総ページ数
      119
    • 出版者
      中日新聞社
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 『基礎ゼミ社会福祉学』第1章「夏休みにやせる子どもがいるのはなぜ?―子どもの権利、格差、子どもの貧困」2023

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子
    • 総ページ数
      8
    • 出版者
      世界思想社
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 『転換期・名古屋の都市公共政策:リニア到来と大都市の未来像』「都市の子ども施策」2020

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子(伊藤恭彦、小林直三、三浦哲司編)
    • 総ページ数
      320
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      462308986X
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 『ホームレス経験者が地域で定着できる条件は何か―パネル調査からみた生活困窮者支援の課題―』「保護者との離別経験と貧困の継承―『子ども時代の貧困』が及ぼす影響」2020

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子(山田壮志郎編)
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      4623089983
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 『シリーズ子どもの貧困4 大人になる・社会をつくる』「はじめに」、第3章「家族にまつわる不利と不平等―依存できない家族の中で大人になる―」、第9章「対談 主体としての若者」2020

    • 著者名/発表者名
      谷口由希子(杉田真衣、谷口由希子編)
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      明石書店
    • ISBN
      9784750348070
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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