研究課題/領域番号 |
19K02219
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 城西国際大学 |
研究代表者 |
佐野 智子 城西国際大学, 福祉総合学部, 教授 (50348455)
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研究分担者 |
森田 恵子 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60369345)
勝谷 紀子 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (90598658)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 加齢性難聴 / 健康教育プログラム / コミュニケーション / 補聴器 / 実態調査 / 健康教育 / ヘルスリテラシー / コミュニケーション・ストラテジー / 聴覚障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,地域住民の加齢性難聴への理解を深め,適切な対処を可能にするための「耳の健康教育プログラム」を開発する。国内外の加齢性難聴の予防と対策に関する実態を調査するとともに,日本の難聴高齢者とその家族を対象に調査を実施し,健康に寄与するコミュニケーション・ストラテジーを明らかにする。これらの研究結果を検討し,「耳の健康教育プログラム」を開発し,その効果を測定する。さらに振り返りセッションを実施し,プログラム内容を検討・修正する。最終年度には修正したプログラムを実施し,難聴に対する認識,健康,社会的行動の側面から効果を測定する。
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研究実績の概要 |
当該年度は,①「耳の健康教育プログラム」をオンラインで実施することの可能性の検討と②医療関係者を対象とした全4回のプログラムを実施し,地域住民に向けたプログラム内容の検討を行った。①に関しては,難聴者・聴覚障害者の自助グループ「きこえカフェ」での実践を検討し,オンライン実施によって地理的な制約がなくなるという利点と,文字通訳とチャット機能の活用により音声言語によるコミュニケーションが可能であった。しかし,パソコン等を操作するため,操作に手間取ったり,話者交代に時間がかかったりという課題もあった。②は,新型コロナの第7波と重なったため,リアルタイムのオンライン型に急遽,オンデマンドでの配信も行った。4回シリーズであったが,オンデマンドでは回を追うごとに再生回数が減少した。「地域住民を対象とした耳の健康教育プログラム」では,高齢者やその家族たちの,継続的な参加が不可欠であるため,オンデマンド型のみでは不適切であることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の感染拡大の影響により,当初の計画で予定していた,地域住民を対象とした対面での介入調査が困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度の研究結果を受け,「耳の健康教育プログラム」の内容をよりわかりやすく改善し,その効果を検証する。
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