研究課題/領域番号 |
19K02222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
菱川 愛 東海大学, 健康学部, 教授 (30338769)
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研究分担者 |
谷口 恵子 東京福祉大学, 心理学部, 講師 (50383138)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ソーシャルワーク / 児童虐待 / サインズ・オブ・セーフティ・アプローチ / チャイルド・フォレンジック・インタビュー / 家族面接 / 子ども面接 / 子どもの願い / 虐待再発防止 / 援助計画 / 品質管理 / フォレンジック・インタビュー / アセスメント / 援助方針 |
研究開始時の研究の概要 |
児童虐待の被害事実について信用性の高い子どもの話を引き出す面接(チャイルド・フォレンジック・インタビュー)を終えてからどのように子どもの願いと虐待再発防止を確実にした援助計画を作成するのか。本研究は、①フォレンジック・インタビューの後、援助方針はどのように決まっていったか。その現状を調査し、②子どもの願いを裏切らない確実な虐待再発防止の援助計画のつくり方をエビデンスト・ベイストのソーシャルワーク援助(サインズ・オブ・セーフティ・アプローチ)に基づいて具体的に学ぶ教材の開発をケース・メソッドの方法を用いて児童虐待対応の現場従事者と協力して行う(アクション・リサーチ)。
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研究成果の概要 |
極端な言い方をすれば、児童相談所に子どもを盗られたという気持ちになる保護者と児童虐待の再発防止に責任をもつ相談機関の職員が、どのようにして「一緒に」子どもたちが守られる環境をつくるという仕事に着手することができるのか。特に子どもたちの声(願い)に応える、子どもたちからして保護者と相談機関に応えてもらっているという手ごたえが感じられる結果を虐待再発防止の支援の中で出そうという時、面接と言う場面でソーシャルワーカーは何をしているのかを学ぶことができる動画教材と付属のテキスト教材を作成し、ウェブ上で公開した。https://sofs.jp/のトップページの「専門家向け」のタブからログインして閲覧可
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2022年に成立した「児童福祉法等の一部を改正する法律」に基づき、現在、新たなこども家庭福祉のソーシャルワーカーに関する認定資格を設ける準備が行われている。児童虐待の再発防止に関連してつくられたこの資格の取得者が、子どもたちや保護者と実際に相対する場面でどのようなことができる技量をもった専門性を示すことができるのか。本研究では、抽象的な話に留まらず、面接場面のロールプレイと言う実際場面に即した動画教材を現場従事者らと開発し、成果物はweb上からアクセスできるようにした。「こどもがまんなか」の援助の具現化の一助と考える。
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