研究課題/領域番号 |
19K02253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 富山国際大学 |
研究代表者 |
相山 馨 富山国際大学, 子ども育成学部, 教授 (10582629)
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研究分担者 |
中村 佐織 京都府立大学, 公共政策学部, 教授 (80198209)
田村 須賀子 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50262514)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 家族介護者支援 / ケアマネジメント / アセスメントツール / ソーシャルワーク / 地域包括ケアシステム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、医療と地域の多様な支援者が共通の視点をもち、家族介護者を支援する「包括的家族介護者ケアマネジメントツール」を開発するとともに、そのツールを効果的に活用する「包括的家族介護者支援システム」を構築することを目的とする。この支援システムでは、家族介護者支援を要介護者の入院時から開始し、退院後の在宅支援まで切れ目なく支援するとともに、多職種の連携と協働により資源開発を行い、地域の家族介護者支援力を向上させる。
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研究成果の概要 |
本研究では、病院と地域の支援者が家族の状況や関係性を理解し、家族介護者の課題解決に向けた支援ができるケアマネジメントツールを開発するとともに、そのツールを効果的に活用するための包括的な家族介護者支援システムの構築に向けて検討した。開発したツールを支援システムに沿って実践活用した結果、病院と地域の支援者が共通のツールを活用して、家族介護者を支援することができること、また、総合病院や精神科病院のいずれにおいても、患者の入院時から状況に応じて家族介護者支援を開始し、インテーク、アセスメント、プランニングと展開する一連のケアマネジメントが実践できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、要介護者の入院時から「家族介護者」の支援を開始する病院の支援者と地域の支援者が共通の視点をもち、連携して家族介護者を支援するための「包括的家族介護者ケアマネジメントツール」を開発した。研究の成果は、このツールを活用することで家族介護者の課題の深刻化を防ぐ予防的アプローチ、家族介護者の負担感の軽減に向けての支援を可能にしたことである。また、このツールを効果的に活用する「包括的家族介護者支援システム」を定式化した。
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