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多様性尊重のためのSWに対するCBPRの有効性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 19K02258
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関関西学院大学

研究代表者

武田 丈  関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (30330393)

研究分担者 澤田 有希子  関西学院大学, 人間福祉学部, 准教授 (60425098)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードエンパワメント / CBPR / 参加型アクションリサーチ / LGBTQ+ / SOGI / ライフストーリー / アライ / 研修開発 / 人権 / セクシュアリティ / ソーシャルアクション
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、LGBTQ+の若者コミュニティに焦点をあて、これらのコミュニティと協働でCBPR(協働調査)を実践することで、CBPRが多様性尊重、特にセクシュアリティの多様性尊重のためのソーシャルワーク実践として有効であることを確立することである。LGBTQ+の若者コミュニティと協働して、こうした若者たちのニーズ調査、ライフストーリー調査、教員への知識調査の成果を元に教員に対する研修を開発し、それを教員に対して実施することによってその成果を確認するとともに、LGBTQ+の若者のロールモデルとなるライフストーリー集を作成することによる後輩たちへのエンパワメント効果を確認していく。

研究実績の概要

本研究の目的は、LGBTQ+の若者コミュニティに焦点をあて、コミュニティと協働でCBPR(協働調査)を実践することで、CBPRが多様性尊重、特にセクシュアリティの多様性尊重のためのソーシャルワーク実践として有効であることを確立することである。LGBTQ+の若者コミュニティと協働して、こうした若者たちのニーズ調査、ライフストーリー調査、教員への知識調査の成果を元に教員に対する研修を開発し、それを教員に対して実施することによってその成果を確認するとともに、LGBTQ+の若者のロールモデルとなるライフストーリー集を作成することによる後輩たちへのエンパワメント効果を確認していく。
2023年度は、これまでのWeb調査で明らかになった知見を基に開発した教職員向けのSOGI研修を4回開催するとともに、2024年度から実施するための学生向けの研修開発にも取り組んだ。また、Web調査の結果をまとめた研究論文「SOGIの多様性尊重に向けた大学の取組みとキャンパス環境がメンタルヘルスに与える影響に関する研究:LGBTQ+学生・教職員を対象としたWeb調査の分析から」を作成し、2024年3月刊行の『関西学院大学人権研究』に掲載してもらった。また、この5年間の取組を通してLGBTQ+の当事者と研究者が協働することのメリット、つまりCBPRを用いて研究することの有効性と課題を研究論文「多様なSOGIEを尊重するキャンパス構築のためのCBPR:調査およびソーシャルアクションでLGBTQ+当事者と協働することの意義」としてまとめ、2024年3月刊行の『Human Welfare』に掲載してもらった。また、この内容は2024年3月に青山学院大学で開催された大学教職員LGBTAネットワーキングで発表を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究論文等をまとめるのに予想以上に時間がかかったが、2024年度内にはすべての研究成果をまとめることが可能である。

今後の研究の推進方策

すでに実施している研究成果を基にした希望教職員向けの日本語でのSOGI研修に加え、2024年度は英語での研修、そして学生向けの研修を開発して提供をする予定である。また、すでに2冊刊行している『LGBTQ+卒業生たちのライフストーリー集』の第3弾としてアライのライフストーリー集の作成も予定している。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (9件) (うちオープンアクセス 8件) 学会発表 (1件) 図書 (3件) 備考 (5件)

  • [雑誌論文] 多様なSOGIEを尊重するキャンパス構築のためのCBPR:調査およびソーシャルアクションでLGBTQ+当事者と協働することの意義2024

    • 著者名/発表者名
      武田丈・澤田有希子・織田佳晃・髙林要・飯塚諒・吉川寛・梶谷優希
    • 雑誌名

      Human Welfare

      巻: 16(1) ページ: 19-34

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] SOGIの多様性尊重に向けた大学の取組みとキャンパス環境がメンタルヘルスに与える影響に関する研究:LGBTQ+学生・教職員を対象としたWeb調査の分析から2024

    • 著者名/発表者名
      澤田有希子・武田丈・飯塚諒・髙林要・織田佳亮・吉川寛・梶谷優希
    • 雑誌名

      関西学院大学人権研究

      巻: 28 ページ: 1-21

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 関西学院における2023年度のインクルーシブ・コミュニティ実現のための取り組み:新たなステージに突入した関学レインボーウィークを中心に2024

    • 著者名/発表者名
      武田丈・澤田有希子・織田佳晃・髙林要
    • 雑誌名

      関西学院大学人権研究

      巻: 28 ページ: 57-63

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 関西学院における2022年度のインクルーシブ・コミュニティ実現のための取り組み:10周年を迎えた関学レインボーウィークを中心に2023

    • 著者名/発表者名
      武田丈・澤田有希子
    • 雑誌名

      関西学院大学人権研究

      巻: 27 ページ: 33-49

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 関西学院大学における性的マイノリティ当事者の困難とニーズ:LGBTQ当事者サークルCASSISを対象としたフォーカスグループインタビューから2022

    • 著者名/発表者名
      織田佳晃・澤田有希子・吉川寛・飯塚諒・梶谷優希・高林要・武田丈
    • 雑誌名

      関西学院大学人権研究

      巻: 26 ページ: 1-10

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 関西学院における2021年度の多様性尊重に関する取り組み:第9回関学レインボーウィークを中心に2022

    • 著者名/発表者名
      武田丈・梶谷優希
    • 雑誌名

      関西学院大学人権研究

      巻: 26 ページ: 13-23

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 関西学院における2020年度の多様性尊重に関する取り組み:第8回関学レインボーウィークを中心に2021

    • 著者名/発表者名
      武田丈
    • 雑誌名

      関西学院大学人権研究

      巻: 25 ページ: 13-20

    • NAID

      40022573292

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 第7回関学レインボーウィークを中心とした関西学院における多様性尊重の取り組み:Kwansei Grand Challenge 2039にむけて2020

    • 著者名/発表者名
      武田丈・織田佳晃
    • 雑誌名

      関西学院大学人権研究

      巻: 24 ページ: 61-69

    • NAID

      40022392395

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 関学レインボーウィーク:開催の経緯と目指すところ2019

    • 著者名/発表者名
      武田丈
    • 雑誌名

      礼拝と音楽

      巻: 183 ページ: 34-35

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 多様なSOGIEを尊重するキャンパス構築のためのCBPR:調査およびソーシャルアクションでLGBTQ+当事者と協働することの意義2024

    • 著者名/発表者名
      武田丈・澤田有希子・織田佳晃・髙林要・飯塚諒・吉川寛・梶谷優希
    • 学会等名
      大学教職員LGBTAネットワーキング (青山学院大学)
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] LGBTQ+卒業生たちのライフストーリー集vol.22024

    • 著者名/発表者名
      関西学院大学人権教育研究室
    • 総ページ数
      97
    • 出版者
      関西学院大学人権教育研究室
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 社会福祉調査の基礎2021

    • 著者名/発表者名
      一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟
    • 総ページ数
      248
    • 出版者
      中央法規出版
    • ISBN
      9784805882351
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] ソーシャルワーカーのための研究ガイドブック:実践と研究を結びつけるプロセスと方法2019

    • 著者名/発表者名
      日本ソーシャルワーク学会監修
    • 総ページ数
      271
    • 出版者
      中央法規出版
    • ISBN
      9784805858615
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] 『LGBTQ+卒業生たちのライフストーリー集』vol.2

    • URL

      https://www.kwansei.ac.jp/r_human/r_human_000391.html

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] LGBTQ+卒業生たちのライフストーリー集』Vol.2

    • URL

      https://www.kwansei.ac.jp/r_human/r_human_000391.html

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] 関学レインボーウィーク

    • URL

      https://www.kwansei.ac.jp/r_human/r_human_016347_4.html

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書 2020 実施状況報告書 2019 実施状況報告書
  • [備考] LGBTQ+卒業生たちのライフストーリー集

    • URL

      https://www.kwansei.ac.jp/r_human/r_human_000391.html

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [備考] LGBTQ+卒業生たちのライフストーリー集

    • URL

      https://www.kwansei.ac.jp/r_human/r_human_000391.html

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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