研究課題/領域番号 |
19K02260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 熊本学園大学 |
研究代表者 |
松本 勝明 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (80272300)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 外国人材 / 社会保障 / 共生社会 / ドイツ / 属地主義 / 平等取扱い / 外国人 / 日独比較 |
研究開始時の研究の概要 |
外国人材の受入れ拡大に対応し、外国人が円滑に共生できる社会を実現するためには、外国人が安心して生活するうえで不可欠な社会保障の役割が重要である。社会保障は、これまで国民を対象とする国内制度として発展してきた。したがって、今後は、社会保障を共生社会に適応したものへと転換する必要がある。 そのため、本研究では、外国人の社会保障に関して豊富な知識経験と学術的な蓄積を有するドイツでの議論等を基に検討を行うことにより、共生社会を実現するための社会保障の在り方を検討する理論的な基盤と具体的な対応策を提示する。
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研究成果の概要 |
外国人材の受入れを拡大する政策に対応して、日本に来る外国人に対する社会保障の在り方を考えることが重要となっている。 そこで、この研究では、まず、外国人の社会保障に関して豊富な経験を有するドイツにおける外国人への社会保障の適用や給付の在り方を明らかにした。その結果を踏まえ、日本においては、外国人労働者に対する生活保護の在り方を検討するとともに、外国人による不適切な給付受給の防止と併せて、労働者の日本への移動を促進する観点からの措置を講じていく必要があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究では、外国人の社会保障に関して豊富な知識経験を有するドイツでの取組みや議論をもとに、外国人の社会保障に関する基本的な考え方と具体的な制度の在り方を検討し、日本の社会保障を共生社会に適応させるために必要な対応策を明らかにした。この成果は、これまで国内制度として発展してきた社会保障を外国人が共生する社会に適応させるという新たな視点からの社会保障研究の発展につながるものであり、また、日本の社会保障の転換について政策的な検討を行うための重要な基盤となる情報を提供するものである。
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