研究課題/領域番号 |
19K02264
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
小西 豊 岐阜大学, 地域科学部, 准教授 (10303489)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ロシア / 障害者 / 障害者雇用 / ソーシャル・インクルージョン / インクルーシブ・マネジメント / ソーシャル・イノベーション / 社会福祉システム / 経営システム / ロシアの障害者 / 障害者と社会システム / インクルーシブマネジメント / 社会的企業 / ロシア企業 / 企業の社会的責任 / 福祉的就労 / 保護雇用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「企業の社会的責任とソーシャル・イノベーション視点からのロシアの障害者雇用問題研究」をテーマに、現在ロシアで創出しつつある社会的企業と社会的企業家の行動と機能の経営、経済的分析を通じて、ロシアの国家官僚主導型経営システムのノーマリゼーション可能性を探求することを目的とする。 本研究では以下の2つの基軸から研究を遂行する。具体的には、第1にロシアにおける義務雇用制度、雇用政策、障害者雇用促進政策などの制度研究を行い(公式制度分析)、第2に保護雇用、福祉的就労の現場(企業、施設)における質的調査(非公式制度分析)を実施し、障害者雇用施策の動向と諸課題を明らかにしていく。
|
研究成果の概要 |
2020年春からのCOVID-19感染拡大、2022年2月24日からのロシアによるウクライナへの特別軍事作成の開始などにより、本研究課題は文献研究にとどまったままであり、当初計画していた実地調査をまったく実施できないまま、本研究課題の期間満了を迎えることになった。2021年度の実施状況報告書で記したように、障害者と非障害者との社会的結束の実践的課題、制度的課題、具体的方策を探求してきたが、現場での参与観察、ヒアリング調査を実施できなかったため、本研究課題は理論的枠組みの検討のみで終了を迎えることになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義や社会的意義は「企業の社会的責任とソーシャル・イノベーション視点からのロシアの障害者雇用問題研究」をテーマに、現在ロシアで創出しつつ ある社会的企業と社会的企業家の行動と機能の経営、経済的分析を通じて、ロシアの国家官僚主導型経営システムのノーマリゼーション可能性 を探求することを目的としたことにある。また、ロシア版CSR、ソーシャル・イノベーションの観点から、障害者雇用をめぐる制度研究と雇用政策を研究したこと、 これまでのロシア版CSRの「かたち」とは異なるソーシャル・イノベーション・タイプのCSRに着目したことに学術的意義を見出せる。
|