研究課題/領域番号 |
19K02271
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 福山市立大学 |
研究代表者 |
野口 啓示 福山市立大学, 教育学部, 教授 (20804470)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 里親養育支援 / 里親支援専門相談員 / フォスター・ペアレント・プログラム / 児童養護施設 / 乳児院 / 社会的養護 / ライフ・ストリー・ワーク / ペアレント・トレーニング / フォスターペアレントプログラム / 社会的養育経験者 / トレーナー養成 / 社会的養護経験者 / 子ども家庭福祉 / 里親の養育スキルアップ / 社会的養護施設 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、児童養護施設そして乳児院に配置された里親支援専門相談員の実践モデルを開発し、実践マニュアルを整備することである。そして、この実践マニュアルを基に里親支援専門相談員のスキルアップ講座を開催することにより、本研究で得られた知見を実践現場で生かすことができることを最終的な目的としている。今回開発する実践モデルは、養育の難しい被虐待児を養育する里親への養育支援に重点を置くとともに、児童養護施設そして乳児院に配置された里親支援専門相談員がどのような支援を行うべきなのかという課題を検証・提言するものである。
|
研究成果の概要 |
日本の施設養護そして里親養育の現状を把握することから施設が行う里親支援のモデルを構築した。文献調査そして里親へのインタビュー調査をすることから里親支援のモデルを基に児童養護施設そして乳児院に配置された里親支援専門相談員の実践マニュアルであるフォスター・ペアレント・プログラムを作成した。 開発したフォスター・ペアレント・プログラムを海外雑誌であるIMPACTそしてOpen Access Governmentで紹介した。フォスター・ペアレント・プログラムを基にした研修会を計画中である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的養護は施設から里親へと転換しようとしている。実際に、里親委託数は年々上昇している。しかしながら、里親委託数の上昇とともに、里親子関係が悪化し、施設等へと里子が移る里親子不調のケースが増加している。里親子不調を防ぐための支援については、その資源は十分ではなく、かつ里親支援の方法論が確立している訳ではない。その中にあって、本研究では、里親支援の具体的な方法であるフォスター・ペアレント・プログラムを開発することができたことが学術的かつ社会的意義である。フォスター・ペアレント・プログラムは里親養育のニーズとしてあがったライフ・ストーリーワークそしてペアレント・トレーニングから成るモデルである。
|